CESでウェアラブルは認知されたが、市場はアップルのiWatch待ちか
ラスベガスで開催された家電製品の見本市Consumer Electronics Show(CES)には、 いわゆる「ウェアラブル=身につけて使用する」端末が山ほど出品されていましたが、アメリカの証券会社Cantor Fitzgeraldのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は、アップルが噂の「iWatch」で市場に参入するまでは、ウェアラブル関連の製品でまとまった売上を上げるのは難しいだろうと語っています。
ウェアラブル端末は腕時計タイプが主流
ホワイト氏は投資家へのレポートの中で、「今年の見本市でウェアラブル端末は新たな製品カテゴリーとして認知された」と述べ、発表された製品のほとんどがスマートウォッチかフィットネスセンサー、あるいはその両方の機能を備えていて、手首に装着するタイプだったと報告しています。
アップルのCEOティム・クック氏は昨年、ウェアラブル端末市場について「市場調査の機は熟した」と述べ、頭に装着するディスプレイ端末のGoogle Glassを酷評する一方で、NikeのFuelBandを称賛し、ウェアラブル端末を装着する場所としては手首の方が自然だと語っています。
アップルは各国でiWatchを商標登録
この発言により、Appleは手首に装着するタイプの生体認証や健康情報提供を行うアクセサリーを開発しているのだろう、という推測に拍車がかかりました。さらにアップルにしては珍しく世界数カ国で公然と「iWatch」の商標登録の申請さえしています。
CESに出品したウェアラブルデバイス
AppleInsiderが先週CESで実際にいくつかのウェアラブル端末をチェックしてみたところでは、2013年にヒットしたPebble社のスマートフォンに接続が可能な腕時計タイプのアクセサリー、Steel smart watchの新モデルが目立ったほか、Meta smart watch、Magellan sports watch、LGのLifeband Touch wristband、今年後半にArchosから発売される3種類の新型腕時計などが出品されていました。手首回り以外のウェアラブル端末でiOSに対応しているものでは、頭部に装着するRecon Instrumentsのスポーツ用ディスプレイや、クリップオンタイプの超小型カメラでライフブログが可能となるNarrativeなどが見られました。
期待されているアップルのiWatchは今のところリーク情報も含め、ほとんど詳細がわかっていませんが果たしてどのような製品になるのでしょうか?
参照元: Apple Insider
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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