アップル、2015年までに企業向けシェア11%を奪取か?!
企業向けマーケットのアップルのシェアは安定的に伸び続けています。これはiPhoneのヒットによりMacやiPadの普及に拍車がかかり売上増加に寄与するからであると新たに発表された調査報告では示されています。
BOYD(Bring Own Your Device)の普及に伴いアップル製品も浸透
シンクタンクのForrester Research社による調査研究によると、2012年の世界の企業・公的機関向けのアップルの販売シェアはおよそ8パーセントであり、2009年と比べて1パーセント程度の伸びに留まっていました。ただ2015年までには11パーセントに急増すると同社では予測しています。
驚くことに上記の数字にはiPhoneは含まれていません。iPhoneは、いわゆるBOYD(Bring Own Your Device:自己所有端末のビジネス利用)という点からiOSやOS Xのエコシステムへのゲートウェイとして広く利用されており、iPhoneの影響を考えると上記の数字はさらに大きなものとなるでしょう。
大手IT企業のCisco Systemsでは、会社で使用するパソコンの約4分の1にあたる、35000台をMacBookに置き換えました。BOYDの推進がされる前には、導入コストの高いアップル製品を企業は積極的には採用しませんでしたが、従業員のiPhoneやiPadの利用を考えると、最終的には元を取れると考えるようになったのでしょう。
アプリ開発、セキュリティ面の優位性も魅力
そして、アップル製品採用のもう一つの要因としては、アプリ開発対応とセキュリティ面があります。Ciscoでは社内システム向けにApple Developer Programを利用しているとともに、iOSとOS Xに関するセキュリティ対策や暗号化の面でもアップルが先行していることも決め手となったと考えられます。
今後もBYODの考え方が普及してくるにつれて、MacやiPadがますます浸透していくが予想されます。
参照元:AppleInsider
執 筆:MIYA
iPhone Mania編集部
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