2014年1月7日22:25公開 / 2015年5月11日18:01更新

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Apple、役員に女性やマイノリティを起用へ

Apple


Appleは株主であるTrillium Asset Management LLCとthe Sustainability Groupの両社から、取締役会に女性やマイノリティがおらず、多様性に欠けているとの批判を受け、会社の定款の一部を「女性やマイノリティを登用し取締役会の顔ぶれの多様化に努める」と変更したとBloombergが伝えています。

現在、女性役員はAndrea Jung氏ただ一人

両株主は現在Appleの女性取締役が元AvonでCEOを務めたAndrea Jung氏、ただ一人しかいないことを問題視し、ここ数カ月の間に何度もApple側と協議を重ねてきました。その結果、Appleは定款に「女性やマイノリティーの中から優秀な人材を積極的に登用するよう委員会を設け、その中から役員候補者を選抜する」との内容を加えました。

その他の取締役は全て白人男性

現在、Appleの取締役の中で唯一の女性であるJung氏以外には、CEOのTim Cook氏、元アメリカ副大統領のAl Gore氏、取締役会長のArthur D. Levinson氏、またIntuit社の取締役会長であるBill Campbell氏、J.CrewのCEOであるMillard Drexler氏、Walt Disney CompanyのCEOであるRobert A. Iger氏、Northrop Grumman社の元CEOであるRonald D. Sugar氏など、そうそうたるメンバーが揃っているのですが、全員が白人の男性なのです。

アメリカでも女性役員は17%

もちろん、トップマネジメントクラスの人材が多様性を欠いているのはAppleだけに限った問題ではありません。Bloombergによりますと、Fortune500に名を連ねる企業のうち、女性取締役がいるのはたった17%、女性の最高経営責任者CEOは15%に過ぎません。

上級副社長職でもやっと女性を採用

Apple
Appleでは今年、新しく設置した小売&オンラインストア部門の上級副社長に、女性でBurberryの元CEOであるAngela Ahrendts氏が就任することになっていますが、現在の上級副社長職にはJony Ive氏、Eddy Cue氏、Graig Federighi氏、Phil Schiller氏という顔ぶれですので、女性は彼女だけとなります。
 
 
参照元: Apple Insider
執 筆:リンゴバックス

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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