iPhoneで車の運転が出来る技術をパナソニックと米GMなどが共同開発
映画「007」でジェームズ・ボンドが敵に追われる場面で、助手席に身を隠しながらスマートフォンで車を運転するというシーンがありました。この映画のように、スマートフォンで自動車を運転するという夢のような話を実現させようと、パナソニックと米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)など大手自動車メーカーと共同して技術開発を行うようです。
スマートフォンを使って自動車を操作するシステムは、トヨタが2011年の東京モーターショーで公開しています。この時は「車両の呼び出し」、「障害物回避走行」、「自動駐車」といった動きをスマートフォンからの指示で行えるというものでした。
パナソニックでは、将来的にスマートフォンで自動車を運転できることを視野入れた開発を行うようです。もし実現したらハンドルを握らずにスマートフォンに表示される画像を見ながら家に居ながらにして自動車で迎えに行くなんてことができるようになるのか知れません。
スマホによる車の操作イメージ
パナソニックでは、縦列駐車や車庫入れなどの苦手とされる分野をスマートフォンの指先で操作できるようにしたり、エンジンの始動・停止や、ドアの開閉操作なども可能にするそうです。
今後の見通し
パナソニックは既に撤退していますが、以前はスマートフォンの開発を行っていたメーカーです。となれば今まで蓄積したノウハウを活用し、他社とは違ったシステム開発が行いやすいのではないでしょうか。
また新技術に関しては、iPhoneやAndroidスマートフォンに対応させると言われています。既に自動車会社のテストコースなどを利用して研究を開始しており、2014年内に試用車の完成を、2年後には実用化を目指しているとのことです。
ちょっとした懸念
自動車の自動操縦などの技術が進みスマートフォンからの自動車操縦が簡単に出来るようになったとき、今以上に脅威となるのがウイルスの存在ではないでしょうか。ウイルス対策を今以上にしっかりして置かないと、感染によって自動車が乗っ取られるという危険性が出てくるかもしれません。同時にしっかりとしたウィルス対策も重要な課題になりそうですね。
アップルとグーグルも車載用のシステム開発を表明していますが、カーライフに未来を感じさせてくれる技術でとても楽しみですね。
執 筆:KSM
iPhone Mania編集部
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