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2013年12月29日 11時17分

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ソフトバンク、相次ぐ巨額買収は無謀か?日本のiPhoneユーザーにメリットは?

ソフトバンク、相次ぐ巨額買収!日本のiPhoneユーザーにもたらすメリットは?

12月28日(土)の日本経済新聞電子版が、「ソフトバンク、巨額買収の裏に周到な財務戦略」と題して、アメリカのTモバイル買収が報じられるソフトバンクの買収用資金調達戦略について解説しています。巨額買収で負債が膨らむことから無謀と評価する声もあるものの、内実は大胆で冷静な戦略があるとしています。

成長分野を取り込み、自社の成長につなげる戦略的買収

ソフトバンク、スプリントに続きT-mobileも買収か?米国携帯業界に激震?!
着実に収益をあげられる通信事業に加えて、成長が期待できる事業に積極的に投資する戦略も取り上げられています。2000年に出資した中国のアリババ集団の株式価値は数兆円と評価されており、投資戦略が見事に当たった事例です。
 
盛んに報道されているTモバイル買収のほか、フィンランドのモバイルゲーム開発企業「スーパーセル」やアメリカの携帯端末卸売「ブライトスター」買収が発表されており、今後の成長市場を取り込み自社の成長につなげる狙いがあると見られます。

成長続く有望市場、アメリカを取り込む戦略を市場も好感

2013年のソフトバンク株価の推移(12月27日時点)

2013年のソフトバンク株価の推移(12月27日時点)
出典:Yahoo!ファイナンス


アメリカは人口増加とGDPの伸びが続いており、経済成長が頭打ちになっている日本以上に市場の成長が期待できます。この戦略は市場にも評価され、ソフトバンク株の時価総額は、スプリントの巨額買収後も伸び、2013年10月には時価総額でトヨタ自動車に次ぐ国内2位になり、12月27日時点でも2位です。
 
超低金利が続く日本で資金を借りてアメリカで事業収入をあげれば、アメリカではあり得ないほどの低金利で資金調達することに匹敵します。約2兆円と言われるTモバイル買収資金の調達も有利になると見られています。

現預金はドコモの2倍、KDDIの5~10倍

ソフトバンクは総資産の約2割を現預金として保有しており、これは1割程度のドコモの約2倍、2~4%のKDDIの5~10倍にあたります。業界他社より現預金が大きいことで、ステークホルダーに安心感を与える戦略があると報じられています。

「社長が選ぶ日本の社長」ナンバーワンの手腕に期待

1位となった孫社長

ソフトバンクの孫正義社長は、産業能率大学が発表した2013年の「社長が選ぶ今年の社長」で2年ぶり3回目の1位に選出されています。自社より大きな海外企業をも飲みこむ積極経営を進める姿が経営者たちに評価され、「2014年の注目企業」でもソフトバンクはトヨタ自動車と1票差の2位に挙がっています。
 
日本のスマホアプリ市場規模は2013年に世界一になりました。その売り上げの大半はゲームによるものです。ゲームに目が肥えたユーザーが多い日本市場に海外のコンテンツを投入し、競争の厳しい日本で成功したコンテンツを海外に販売するサイクルがうまく回れば、日本市場に良質なコンテンツが提供されることも期待できます。日本のiPhoneユーザーとしても、良質なコンテンツが利用できることや、端末調達のスケールメリットの恩恵が期待できそうです。
 
アベノミクス効果で日本の景気にも上昇感が見られる中、2014年にソフトバンクがどんな戦略を打ち出し、ユーザーに還元されていくか楽しみですね。
 
 
参照元:日本経済新聞
執 筆:hato

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