AppleのSiri、GoogleのGoogle Nowどちらが勝者に?
スマートフォンを開発しているメーカーが今後、音声によるパーソナルアシスタント機能が主流になると考えているのは間違いないのですが、現在ではまだその機能を十分に生かしきれていません。これはAppleにもいえることなのですが、ある調査ではiOS7のユーザーの15%しかSiriを使用していないという結果が物語っています。
機能強化に多額の投資
iPhoneのAppleとAndroidのGoogleの両社は、ともに今後主流となるパーソナルアシスタント機能を改善するだけなく、自社製品にユーザーをひきつけようと新しい技術の獲得に多額の投資をしています。アップルがリアルタイムの検索や分析プラットフォームを提供する技術ベンチャーのTopsyをおよそ236億円で買収したことは、パーソナルアシスタント機能であるSiriの検索機能強化に同社の技術が必要で、同機能の大きな前進になると思われています。ただし、Googleによればこの買収はただのワンステップだと冷ややかな反応です。
検索では優位なGoogle
Googleのエンジニアリング担当役員のScott Huffman氏は「検索分野ではGoogleは既にウェブ上ではこれまで実績を積んできており、この分野でのアップルとの競合という意味では優位性を感じています。ただ、パーソナルアシスタント機能の開発ではアップルとの競争のようにみられますが、実際のところ開発にはさまざまな能力が求めらます。これまで誰も行っていないアイデアを持ったベンチャー企業を買収することもある意味能力なのですが、それよりもユーザーが求める、多くのニーズに応えるエンジニアリング能力の方が重要だと考えています」と述べています。
SiriはGoogle Nowを超える機能を提供できるか
パーソナルアシスタント機能ではGoogleはGoogle Nowを提供していますが、この機能でGoogleが何を提供しようとしているのかが、現状アップルのSiriに比べると非常に明確でわかりやすいと思います。もし私たちのリビングルームや車の中でのさまざまな生活のニーズをこの機能で便利にしてくれるのなら、この分野ではGoogleに勝算があるのかもしれません。
今後、アップルからの発表が予想されているiWatchなどのウェアラブルコンピューターやiTV、また車載用iOS in the CarなどとパーソナルアシスタントSiriの連携は不可欠なのですが、アップルはどのような連携をして機能アップを図ってくるのでしょうか。
参照元:BGR
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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