【速報】ソフトバンク、近々にTモバイルの買収締結か?!
米大手通信会社スプリント社の株式の80パーセントを保有するソフトバンクはTモバイル社の買収について交渉中とされていますが、一部メディアで近く交渉締結する可能性があると報じられています。
Tモバイル買収に190億ドル以上を提示か
アメリカ第3位の携帯キャリアで、ソフトバンクの子会社であるスプリントが、第4位の携帯キャリアであるTモバイルを買収計画しているとの報道がありましたが、スプリント社の株式を使った190億ドル(約1兆9817億円 1ドル=104.3円(2013年12月25日レート)で換算)以上の取引で近くTモバイル社の株式の過半数を取得する可能性があると一部メディアで報道されています。
アメリカで業界第3位と第4位の通信キャリアが合併することで、業界第1位のVerizonと第2位のAT&Tに対して大きな脅威となる可能性があります。また一方で業界内のビッグプレイヤーの数が減少することで市場競争を弱めるかもしれないとの懸念もでています。
大手の再編で市場競争が歪む懸念も
今回の買収取引については、上記の懸念の払拭も含めてアメリカの反トラスト法に基づいて十分に検討されなければなりません。
アメリカの連邦通信委員会(FCC)は2011年にAT&Tのスプリント買収に際して却下しています。つまり、この合併により市場競争が本質的に阻害されると判断したようです。今回のソフトバンクの買収についても同様のルールが適用される可能性もあります。
スプリント自体はAT&Tよりも規模が小さい点がソフトバンクにとって救いとなりますが、Tモバイルは最近になって契約者を増やしており政府当局の動向が注目されます。成功すれば、アメリカの通信業界にとって大きなインパクトをもたらすことになるでしょう。
参照元:The Verge
執 筆:MIYA