2013年12月24日11:01公開 / 2013年12月26日01:22更新

読了まで 25

Appleの元広告部門幹部「クリスマス広告でThink Differentは今も健在」

Ken Segall


Appleの「Think Different」キャンペーンの仕掛け人で、iMacに「i」を付けた元Appleの広告部門の幹部Ken Segall氏 が、今年のAppleのクリスマス向け広告について「Appleは今も Think Different (他とは違う考え方)し続けている」と評価しています。
 
Segall氏によるとその広告とは、カリフォルニア州クパティーノからのクリスマスメッセージのことで、内容は、これまで長年Appleがこだわってきた内容にぴったりマッチしています。テクノロジーではなく、クオリティ・オブ・ライフにまつわるものです。
 
この広告が伝えているものは「Designed by Apple in California」キャンペーンの時とほぼ同じですが、私はこちらの方が100倍も好きです。前回の広告では、Appleは単に「なぜ、他とは違うのか」を私たちに伝えるだけでしたが、この新しい広告では面白いストーリーを見せたうえで、視聴者自らがその答えを出すようになっているのです。より芸術的で、より心に残る方法でメッセージを伝えていると思います。
 
つまり、Appleは他とは違うテクノロジー企業であることを伝えて見せたのです。他社が「自社の携帯には何が搭載されているか」をメインに語っている中、Appleは「iPhoneで何ができるか」を伝えています。
 
この広告について「何を言いたいのかよくわからない」という批判もあるようですが、その批判は本質を捉えておらず、Segall氏は「冒頭部分では、家族よりiPhoneにばかり気をとられている少年が登場し、うんざりする部分もあるのですが、それは少年がいつまでも記憶に残るものを家族にプレゼントするという感動的な結末のために必要な設定なのです」と、語っています。
 
Segall氏は故スティーブ・ジョブズ氏と10年以上にわたり一緒に仕事をしており、ジョブスの強力なリーダーシップを記録した「Insanely Simple: The Obsession That Drives Apple’s Success」を執筆しています。
 
 
参照元:9to5Mac
執 筆:リンゴバックス

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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