スタバでも導入、Powermatワイヤレス充電技術
ワイヤレス充電がスタバでも導入といっても、残念ながらまだアメリカのほんの一部の店舗に導入されたばかりです。アップルもこれまでにワイヤレス充電に関する特許を数多く申請しているのですが、今のところiPhone向けに純正のワイヤレス充電アダプターを発売する予定はないようです。
PowermatとQi、両規格の覇権争い
ワイヤレス充電の分野では日本ではドコモが「おくだけ充電」として普及を図っているWPCの規格「Qi(チー)」と、今回ご紹介する北米のスターバックスの一部の店舗に導入が始まった「Powermat」の両規格の覇権争いになると思われています。
Appleの対応は?SamsungはPowermatに参画
充電ケーブルを何とかしたいと思っているiPhoneユーザーも多いと思いますが、モバイル端末へのワイヤレス充電は、これから本格的な普及が見込まれており、シェアを拡大しているiPhoneでアップルが自社規格で参入してくるのか、上記のどちらかの規格を採用し提携するのか、その対応が注目されています。
アメリカではPowermatが勢力を拡大
ワイヤレス充電は充電ケーブルが不要になるのはもちろんなのですが、充電インフラが進むことによりiPhoneなどのスマートフォンの運用性や搭載されるバッテリーの容量などにも大きな影響を与える可能性を秘めています。実際、Powermatはシカゴ・オヘア国際空港やニューヨークのマディソンスクエアガーデンなど人が多く集まる施設にも設置されており、自動車メーカーのGeneral Motorsが最初にシボレー向けに車載用ワイヤレス充電システムとして採用しました。また、スターバックスのボストンに15店舗、サンフランシスコに9店舗で既に導入されています。また、2014年にはマクドナルドやデルタ航空など、さらに多くのアライアンス企業が参加することになっています。
個人ユーザー向けDuracell Powermat
Duracell PowermatはPowermat充電技術を利用したスタンドアロンタイプの個人ユーザー向けの人気のワイヤレス充電システムです。Duracell Powermatは2つのパーツから構成されていて、一つはAccessCaseと呼ばれるiPhoneのLightningポートに接続するコイルを含んだiPhoneケース、もう一つが充電マットとなるPowermatです。ケースは有名なYves Behar氏がデザインし、iPhoneに装着すると高さが13mmほど長く、約30gほど重くなります。またケースを装着したままでもLightningポートは使用が可能です。PowermatはiPhoneを1台から予備のバッテリーなどを同時に最高3台まで充電可能で、用途に合ったサイズを選ぶことができます。
充電のスピードはケーブルを使用した充電と変わりがなく、他のPowermat製品とも互換性がありますので、例えば自宅ではDuracell Powermatで充電し、外出中は例えば空港の出発ラウンジやスターバックスでコーヒーを飲みながら充電が可能になります。
アメリカの直販サイト価格はAccessCaseが$49.99(約5,200円)、1台用のPowermatが$39.99(約4,200円)で、ともにホワイト・ブラックのカラーオプションがあります。
参照元:Powermat、Apple Insider
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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