Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)ら経営陣が、2016年の業績が目標に達しなかったため、給与を前年から約1億8,000万円も減額されていたことが分かりました。
Apple、目標未達のため役員給与の業績連動部分をカット!
Appleが現地時間1月6日に米国証券取引委員会(SEC)に提出した報告書によると、同社の総売上額は2,156億ドル(約25兆2,000億円)で、目標額だった2,236億ドル(約26兆1,280億円)に約3.6%不足していました。
また、営業収入は600億ドル(約7兆110億円)で、目標の603億ドル(約7兆460億円)にわずか0.5%届きませんでした。
その結果、Apple役員に対して支払われる、業績に連動したインセンティブ給与の支給率が、記録的な業績を記録した2015年の100%から、2016年には89.5%に引き下げられました。
クックCEOの年収、12億円から10.2億円へ
その結果、ティム・クックCEOの総支給額は2015年に約1,028万ドル(約12億円)だったのが、2016年には約875万ドル(約10億2,000万円)と、1億8,000万円ほど引き下げられています。
このほか、ルカ・マエストリ氏、アンジェラ・アーレンツ氏、エディー・キュー氏ら、主要役員の総支給額が軒並み200万ドル(約2億3,300万円)ほど減額され、支給額は約2,300万ドル(約27億円)となっています。
デザイン刷新のiPhone8で業績回復に期待
Appleは、iPhoneを2年連続で大幅に減産すると報じられており、稼ぎ頭であるiPhoneの販売が伸び悩んでいます。
しかし、Appleの法人化40周年、そしてiPhone発売10周年という節目となる2017年には、外観デザインを刷新しワイヤレス充電等の新機能を搭載した「iPhone8」が発売されると噂されています。
「iPhone8」は、大ヒットモデルとなったiPhone6からの買い替え需要もあり、発売後3ヶ月で8,600万台程度売れる、と野村證券のアナリストが予測しており、Appleの業績回復につながると期待されています。
Source:SEC via BGR
Photo:Apple
(hato)