もしAppleにiPodとiPhoneがなかったら―ひと目で分かるグラフ

apple アップル 製品紹介
 
1997年から2015年までの、Appleの収益構造がひと目で分かるグラフが公開されています。いかにiPhoneによって同社が爆発的成長を遂げたかが、視覚的に理解できる内容となっています。

常に複数の製品で利益を上げてきたApple

1997年と言えば、Appleにスティーブ・ジョブズ氏が復帰した年です。身売りを検討していたAppleが苦渋の決断で、一時は追い出したジョブズ氏を呼び戻したわけですが、この時の同社の収益のうち、76%はiMacとPower Macintoshによるものでした。しかし2015年になると、収益の76%はiPhoneとiPadが占めています。
 

 
グラフ全体を通して分かることは、常にAppleが1つの製品に頼らず、異なる複数の製品・サービスから収益を上げてきたという事実でしょう。Power Macintoshに始まり、iPod、iPhoneと「屋台骨」は変遷してきたものの、それ以外もまた収益の安定化に一役買っていることが確認できます。
 
※:(グラフではAppleの発表にしたがって、2012年に複数のMacを「Mac」カテゴリーに一本化しているほか、2015年にiPodを売れ行きの面から「その他の製品」に移行している)

iPodとiPhoneの「2段ロケット」

また、こちらの年次別売り上げ額を表したグラフでは、Appleが過去10年でどれだけ爆発的な成長を遂げたかが図示されています。
 

 
iPodとiPhoneがいかにユーザーのみならず、Appleにとっても偉大な発明であったか、よく分かるというものですね。
 
 
Source:Data Visualisations
(kihachi)

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