ソフトバンクの爆速LTE、もはや「光」の領域に達していた!
ソフトバンクが下り最大112.5 Mbpsの高速LTE通信エリアを静かに展開中であることをお伝えしました。各キャリアの端末を使った計測結果データにより、その圧倒的なスピードが改めて明らかになりました。
ソフトバンク、ドコモ、au、イー・モバイルの4キャリアの端末で計測
モバイル情報サイトS-MAXに掲載されている回線速度計測結果は、ソフトバンクの下り最大112.5Mbpsの提供エリアで、4キャリアの端末を使い各5回ずつ計測したものです。使用した端末は、ソフトバンクのiPhone 5c、ドコモのiPhone 5s、auのHTC J One HTL22、そしてイー・モバイルのSIMカード入りのNexus5です。2013年11月9日の午後に速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を用いて実施されています。
もはや「光」並みの圧倒的なスピード!
5回の計測結果をグラフにしてみると、その圧倒的なスピードが際立ちます。
下りの平均値は、ソフトバンクが79.72Mbpsで圧倒的に速く、以下ドコモが23.89 Mbps、auが12.47 Mbps、イー・モバイルが8.45Mbpsと続いています。
上りもソフトバンクが圧倒的に速く23.77 Mbps、次がauで8.04 Mbps、以下ドコモの3.78 Mbps、イー・モバイルの2.24 Mbpsと続きます。
回線速度の「最大速度」は、あくまでも理論上の数値で、実際にはその8割程度の速度が出れば良好と言われます。iPhone 5s / 5cの最大通信速度は、ハードウェアの制約上100Mbpsですので、今回の計測結果は、100Mbpsの通信速度を実質的にフル活用できていると言えます。
100Mbpsの回線速度は、NTT東日本の「フレッツ光ライトマンションタイプ」等の光ファイバーサービスの最大速度(下り)に匹敵します。その実質速度が最大で80Mbps程度と考えると、ソフトバンクのLTE回線は光ファイバー並みのスピードを達成していることとなります。
iPhone 5s / 5cばかりでなくiPad Air、iPad miniでも同等のはず
今回の調査結果はソフトバンクのiPhone 5cによるものですが、同等の通信モジュールを搭載しているiPhone 5s、そしてiPad Air、iPad miniのWi-Fi+Cellularモデルでも同等のスピードが出ると考えられます。大画面のiPadでこそ、高速LTE通信のメリットが感じられるかもしれません。
今後の更なるエリア拡大に期待!
2013年11月14日現在、ソフトバンクが公表している下り最大112.5 Mbpsのサービス提供エリアは、関東地方の一部都市に限られており、大々的なアピールもされていません。今後は、さらに提供エリアが拡大していくことが期待できます。
参照元:S-MAX
執 筆:hato