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2013年11月12日 00時18分

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アップル、日本で営業利益率50%超え。大成功の要因を読み解く

アップル、日本で営業利益率50%超え。大成功の要因を読み解く
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版によると、アップルにとって世界で最も利益率の良い市場は日本であり、営業利益率は50%を超え、その他の世界市場における営業利益率35%と比較して特に高い利益率を実現しています。2013年第4四半期に、世界で約7320億円もの利益を上げる高収益企業にとって、日本は相当に「おいしい」市場のようです。

なぜ、アップルは日本でここまで成功を収めたか?

記事では、アップルが日本でここまで成功を収めた背景について、アナリスト等の見解を紹介して分析しています。アップルの成功要因について、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を基に解説します。
 
●iPhoneの絶対的なブランド力
「スマートフォンと言えばiPhone」と言えるほどに、日本におけるiPhoneのブランド力が高いのは実感として理解できます。現に、iPhone 5sのゴールドモデルは予約してから4週間待ちとアナウンスされてもなお、入手困難な状態が続いており、多くの日本人が「iPhoneのためなら待つ」姿勢を持っています。また、日本ではケースなどのアクセサリーで携帯電話を個性的にドレスアップするのが好まれます。iPhone用のアクセサリーや周辺機器は、単一の端末用としては圧倒的な種類があります。日本市場では、周辺機器類の多さもiPhone選択の要因になっているでしょう。
 
●複数年契約による「月々割」方式の販売
私たち日本人にとっては当然の、「2年縛り」のように複数年の契約を結ぶかわりに、「月々割」のように端末代金の一部(または全部)を、携帯電話キャリアが負担する販売方式は、世界でも日本とアメリカに特有の、珍しいものです。この販売方式は、数万円の高額商品を利率ゼロで分割販売しているのと同じで、端末を他キャリアで使えないことを前提としたSIMによるコントロールが実現しているとも言えます。
 
●携帯電話キャリアの販売奨励金
日本では、MNPで携帯電話キャリアを乗り換えるユーザーを主な対象にキャッシュバックや端末代金の大幅割引がされています。この資金源は、ユーザーを獲得したい携帯電話キャリアから出ています。
 
●日本の大手メーカーの不振と韓国・サムスンの弱い存在感
2013年度上期(4~9月)、アップルは出荷台数ベースでスマートフォンの36.8%を占めてトップに立っています。以下、ソニー、シャープなどが続きますが、アップルのシェアに対して日本メーカーに元気がありません。韓国メーカーのサムスンは、アメリカでスマートフォンのシェア24.9%を獲得し、アップル(40.6%)と二強を構成しています。しかし、日本のスマートフォン市場におけるサムスンのシェアは4位と低迷しています。これら外的要因もアップルのシェアを押し上げている模様です。

日本でのiPhoneシェア、50%超えも近いか

記事では、「日本ではiPhoneは来年、市場シェアが50%近くになる」とするアナリストの見解を紹介しています。上記の要因を踏まえると、その分析も的を射ているように思えます。日本最大の契約者数を持つドコモがこの9月からiPhone販売に参入し、他キャリアからのユーザー獲得になりふり構わぬ販売戦略を取っています。ドコモでiPhone以外のスマートフォンユーザー(大多数がAndroid)の約4割が「次に買い替える時はiPhoneに興味がある」と考えていることからも、今後、iPhoneのシェア拡大は間違いないとみて良さそうです。
 
日本市場でアップルが50%もの営業利益率を上げているのは驚きですが、その利益は最新の技術と美しいデザインを詰め込んだ、世界で噂になる新端末の開発や、手厚いサポート体制を通して、私たちユーザーに有効に還元されて欲しいですね。
 
 
参照元:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
執 筆:hato

 
 

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