AIヘルスコーチはいつ使える?新型Apple Watchと同時登場の可能性

Apple Watch

Appleが開発を進めてきたAIヘルスコーチと、大幅に刷新されるヘルスケアアプリが、来月に発表が見込まれる新型Apple Watchとあわせて登場する可能性が指摘されています。過去にも、最新モデルを持っていなくても使える健康機能が9月に追加された例は少なくありません。

ただし、日本のユーザーが実際にいつ使えるようになるかは、また別の見通しになりそうです。

AIヘルスコーチは9月に来るか

Appleは、健康データをもとに医師のように助言するAIヘルスコーチを中心に据えたヘルスケアアプリの刷新を進めており、この目玉機能が来月の新型Apple Watchと同時に登場するのではないか、との見方が海外メディアでも浮上してきました。

Appleは9月10日に開く新製品発表イベントApple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4を披露するとみられ、健康分野の新機能はこうした新型モデルの発表に合わせて明かされる流れが続いています。健康分野は、Appleが生成AIの出遅れを挽回するための足がかりと位置づけられており、その象徴となるAIヘルスコーチにかかる期待は、例年の新機能以上に大きくふくらんできました。

何度も先送りされた刷新計画

この刷新はコードネームでProject Mulberryと呼ばれ、当初は今春のソフトウェア更新での投入が取り沙汰されていたものの、開発は難航し、ベータ版が配信中のiOS27でも、当面は本格的な提供が見送られる見通しなのが実情です。

Appleはその後に方針を見直し、AIヘルスコーチを単独のサービスとして一度に出すのではなく、仕上がった機能から順に既存のヘルスケアアプリへ段階的に取り込む形へと舵を切り、全体像が見えるまでにはなお時間がかかるとみられていました。

裏を返せば、機能を小分けにして届ける方針である以上、完成した一部だけが先に表へ出てくる可能性は消えていません。全体の仕上がりを待たずに、体調の傾向をまとめて示すような入り口の機能から9月に先行公開される展開も、十分に考えられます。

9月の新機能追加を示す前例

最新のモデルを持っていなくても使えるようになった健康機能が、9月の発表に合わせて追加された主な例は、次の通りです。

機能追加されたwatchOS発表の時期
高血圧パターンの通知watchOS262025年9月
睡眠時無呼吸の通知watchOS112024年9月
低電力モードwatchOS92022年9月

たとえば慢性的な高血圧の傾向を知らせる高血圧パターンの通知は、2025年9月にApple Watch Series 11とともに発表され、続くwatchOS26を通じてSeries 9以降やUltra 2以降でも使えるようになりました。

こうして見ると、健康機能は必ずしも最新ハードだけの専用機能ではなく、対応する機種であればwatchOSの更新を通じて数年前のApple Watchにも段階的に開放されてきたのが、これまでの通例です。

手元で使えるようになる時期

もっとも、新機能が世界に向けて発表されることと、自分の手元で実際に使えるようになることは必ずしも一致せず、住んでいる地域や対応する言語によって、開放の時期には無視できない差が生じています。

先ほどの高血圧パターンの通知にしても、海外での提供開始からしばらく遅れ、日本で実際に使えるようになったのは、各国ごとに求められる規制当局の承認をすべて終えた後の、2025年12月のことでした。

とりわけAIヘルスコーチのように言葉でやり取りする機能は、対応する言語や国がまだ示されておらず、英語から順に対応言語を広げてきたAppleのAI機能と同じ道をたどるのかどうかも、現時点でははっきりしません。

少なくとも、9月の発表で刷新版のヘルスケアアプリやAIヘルスコーチが披露されても、日本のユーザーがすぐに同じ機能を使えるとは限らず、過去の健康機能と同じく国内での提供には時間差が生じる可能性は、頭に入れておいたほうがよいでしょう。

Photo:Apple

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