Appleは、DRAMやNANDフラッシュメモリの価格が高騰するなかでも、iPhone17eの販売価格をiPhone16eと同程度に維持するため、既存とは異なる部品原価削減策を追加したとの噂が浮上しています。
これまでにも複数の原価低減策が伝えられていましたが、新たな削減対象としてOLEDディスプレイが加わった可能性が指摘されています。
これまで噂されていたiPhone17eの原価削減対象部品
iPhone17eの販売価格を抑えるため、Appleがこれまで取り組んできたと噂されている主な原価削減対象は、次の通りです。
・A19チップ(低動作周波数版とみられる)
・自社設計のセルラーモデム
・自社設計のワイヤレス通信チップ
いずれも、QualcommやBroadcomといった外部サプライヤーから仕入れるよりも安く、利幅を削る余地があると考えられてきました。
今回、これらに加えてOLEDディスプレイが新たな原価削減対象になったとの見方が出ています。
OLEDディスプレイ供給数増加と引き換えに価格引き下げか
iPhone17e向けOLEDディスプレイの大多数は、BOEが供給するとみられています。
サプライチェーン関係者の間では、AppleがBOEと交渉し、iPhone16e向けよりも低い仕入れ価格での調達を実現したとの噂が広がっています。
背景として、BOEでは現在、
・iPhone15/iPhone16向けOLED(補修用含む)の製造ラインで不具合が発生
・解決の目処が立たず、一部工程が稼働停止している
といった状況が伝えられています。
このため、安定して量産できるiPhone17e向けOLEDの受注が、BOEの売上確保に直結する可能性が高く、Apple側が価格面で主導権を握りやすい状況にあると推察されます。
それでも原価上昇要因は残る
一方で、iPhone17e向けOLEDディスプレイは、Dynamic Islandに対応する仕様になるとみられており、iPhone16e向けOLEDと比べて製造原価が上昇する可能性も否定できません。
さらに、BOEの製造事情とは無関係ですが、
・iPhone17eがMagSafeに対応するとの予想
・その場合、磁石や内部構造の追加による部品点数増加
といった点も、原価上昇要因として考えられます。
現時点では値上げ予想は少数派
こうしたコスト増加要因があるにもかかわらず、現時点でiPhone17eが値上げされるとの見方は少数派です。
Appleが、
・自社設計チップによるコスト吸収
・BOEとの取引条件見直し
といった複合的な手法で価格維持を図っている可能性があるためです。
真偽は不明ながら、価格据え置きの可能性が高いと見られている現状は、購入を検討しているユーザーにとっては好材料と言えるでしょう。
値上げされない場合の価格は?
iPhone17eがiPhone16eと同じ価格で販売される場合、次のようになります。
- 128GB:税込99,800円
- 256GB:税込114,800円
- 512GB:税込149,800円
日本の場合は円安傾向の為替レートも販売価格に関係する要素となりますが、iPhone16eが発表された2025年2月20日(1ドル149.66円)と比べると、2026年1月23日時点では1ドル158.39円と、円安が8.73円進みましたが、4月21日の1ドル140.90円と比べると差は小さい状況です。
ただし、4月以降は右肩上がりに円安に振れている状況をふまえ、Appleがどの為替レートを適用するかでiPhone17eの販売価格は大きく変わってきます。
最安モデルが税込10万円を超えると、日本のユーザーにはかなり高い印象を与えると思われます。
Photo:Apple Hub/Facebook, 三菱UFJ銀行
