iPhone17/18シリーズを引き続き中国でも製造し米国に出荷〜Airの予約開始へ

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米国向けのiPhone17シリーズは中国製ではなくインド製にすることで、関税問題を回避すると報じられていますが、全てをインドでまかなうことはできないようです。iPhone17シリーズに加えiPhone18シリーズでも、米国向けモデルの一部は中国製になる見込みです。

その中国では、eSIMのみに対応するiPhone Airの予約受付がまもなく開始されます。

iPhone18シリーズでも米国向けの完全移管は困難

iPhone17シリーズに加え、iPhone18シリーズでも米国向けモデルの一部が中国製になる場合、高関税によるAppleの利益圧迫が懸念され、株価下落の要因となり得ると指摘されています。

AppleはすでにiPhone17シリーズで米国向けモデルの多くをインドで製造していますが、長年にわたる中国での製造体制を完全に移管するのは容易ではないとみられています。

中国本土からインドへの製造移管に遅れ

中国およびインドでiPhone製造を担っているのはいずれもFoxconn(鴻海精密工業)ですが、最大規模の生産拠点は依然として中国・鄭州などの工場です。

インドに新設された工場のみでは、すべての米国向けモデルを製造できる規模に達していないとされています。

さらに、中国本土からインドへの製造装置や技術の移転に対し、中国当局が難色を示しているとの報道もあります。

中国でiPhone Airの予約受付を17日に開始、eSIMは独自仕様

こうした状況とは無関係に、中国ではiPhone17シリーズの販売が好調と報告されています。

特に人気を集めているのはiPhone17ですが、2025年10月17日にはiPhone Airの予約受付が開始される予定で、22日の発売後、出荷台数はさらに増加するとみられています。

ただし、中国本土で販売されるiPhone Airは、香港モデルとは仕様が異なるとの情報があります。具体的には、中国移動(China Mobile)や中国聯通(China Unicom)のeSIMをインストールできないと報告されています。

これは、中国本土向けiPhone Airに搭載されているeSIMがGSMA仕様に準拠していない独自方式であることが原因とされています。

Photo:Apple Hub/Facebook

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