iPhone17 Proの分解動画が公開〜iPhone16 Proとの意外な違いを確認

iPhone17 pro teardown_21

iPhone17 Proの本体カラー「コズミックオレンジ」をREWA Technologyが早速分解し、搭載された各部品をiPhone16 Proのものと比較し、違いや特徴を説明しています。

iPhone17 Proの筐体内部における各部品の固定にはネジが多用されており、接着剤で固定されている部品が減少しています。

また、iPhone16 Proと比べた場合、OLEDディスプレイのフロントカメラ用のパンチホールの大きさや、Face ID機構の部品配置が変更されたことが確認されています。

iPhone17 Proの分解動画で確認された各部品

REWA TechnologyがYouTubeで公開したiPhone17 Proの分解動画は、SIMカードスロットが搭載されていますので中国向けモデルと思われます。

*下記の分解動画の解説は部品ごとに項目をまとめていますので、動画における再生位置の順序とは異なります。

OLEDディスプレイ

iPhone17 Proの内部にアプローチするために、これまでの分解手法と同様、OLEDディスプレイを取り外します。

iPhone17 ProのOLEDディスプレイをiPhone16 Proと見比べてみても、違いを感じません。

しかし、目立たないながらiPhone17 ProのOLEDディスプレイのフロントカメラ用の穴は、iPhone16 Proのものよりも大きくなっていることが確認されました。

フロントカメラとFace ID機構、リアカメラ

iPhone17 ProのOLEDディスプレイのフロントカメラ用の穴が大きくなったのに関係すると思われるのが、iPhone16 Proと比べて大きくなったフロントカメラモジュールです。

これは、フロントカメラの画素数が1,200万画素から1,800万画素に増加し、イメージセンサーの形状が正方形になったことに関係していると予想されます。

また、Face ID機構を構成する部品は同じでも、iPhone17 ProとiPhone16 Proでは搭載される場所が異なっています

リアカメラモジュールでは、中央右側に搭載されている望遠カメラの部分の変化が大きいことがわかります。

iPhone16 Proでは1,200万画素だった望遠カメラ画素数が、iPhone17 Proの望遠カメラでは4,800万画素になっています。

ロジックボード

既に報告されていた通り、iPhone17 Proのロジックボードはリアカメラモジュールとバッテリーの間に横向きに搭載されています。

ロジックボードの表面と裏面にはA19 Proなどの各部品が、iPhone16 Proよりも高い密度で搭載されています。

バッテリーとベイパーチャンバー

バッテリーはベイパーチャンバーと一体化しており、一体型の部品として筐体にネジで固定されています。

バッテリーを外すと、中央に搭載されたベイパーチャンバーが確認できます。

iPhone17 Proのバッテリーは、iPhone16 Proと比べて大きくなったのが一目瞭然です。

アルミニウム合金製筐体と、その他の部品

iPhone17 Proの筐体は、iPhone16 Proと全く異なります。各部品の固定には接着剤ではなくネジが多用されていますので、ネジ穴が増えています。

背面パネルのガラスを外すと、MagSageワイヤレス充電用のコイルが確認できます。

USB-C端子用フレックスケーブル類は、iPhone16 Proでは2本で構成されていたのが、iPhone17 Proでは一体化されています。

iPhone17 Proの、部品ごとの修理難易度

REWA TechnologyはiPhone17 Proの修理難易度について、OLEDディスプレイとバッテリーおよびフロントカメラモジュールは5段階中の2、リアカメラモジュールが5段階中の3、ロジックボード(マザーボード)とUSB-C端子用フレックスケーブルは5段階中の4と説明しています。

Photo:REWA Technology/YouTube

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