新型iPad miniのA20 Proを比較!CPUコア数で最大14%の性能差

ipad mini a20 pro AH 1031

iPad mini(A20 Pro)のGeekbench 7ベンチマークスコアが確認されました。iPad mini(A20 Pro)のA20 Proには5コアCPU版と6コアCPU版があり、今回比較したCPUベンチマークスコアには約7%〜14%の差が生じています。

128GBモデルと256GBモデルには5コアCPU版のA20 Proが、512GBモデルには6コアCPU版のA20 Proが搭載されています。

iPhone18 ProシリーズとiPhone Duoに搭載されているA20 Proも6コアCPU版です。iPad mini(A20 Pro)の128GBモデルと256GBモデルには、CPUコアを1つ無効化した選別品が採用されていると考えられます。

6コアCPU版のベンチマークスコア

6コアCPU版A20 Proを搭載するiPad mini(A20 Pro)のGeekbench 7 CPUベンチマークスコア(以下、CPUベンチマークスコア)を、iPhone DuoのA20 Proと比較した結果は次の通りです。

  • シングルコアスコア:98.7%
  • マルチコアスコア:100.2%

この程度の差はベンチマークの測定条件による変動の範囲内と考えられ、基本的には同等の性能と解釈して問題ないでしょう。

6コアCPU版のスコア

iPad mini(A20 Pro)の6コアCPU版で確認されたCPUベンチマークスコアは、シングルコアが3,879〜4,009、マルチコアが9,870〜11,472です。

今回の比較には、シングルコア3,965、マルチコア11,281の測定結果を用いています。

なお、iPad mini(A20 Pro)についてGeekbenchにはiPad19,1とiPad19,2のスコアが掲載されており、同じモデル識別子でも異なるCPUコア数の結果が登録されているため、識別子だけでなくCPUの構成も確認する必要があります。

6コア版のGPUベンチマークスコア

6コアCPU版A20 Proを搭載するiPad mini(A20 Pro)のGeekbench 7 GPU Metalベンチマークスコア(以下、GPUベンチマークスコア)を、iPhone DuoのA20 Proと比較した結果は98.9%でした。

GPU性能についても、基本的に同等と解釈できます。

6コア版のGPUスコア

iPad mini(A20 Pro)の6コアCPU版で確認されたGPUベンチマークスコアは、60,491〜61,992です。

今回の比較には60,908の測定結果を用いています。

5コアCPU版のベンチマークスコア

5コアCPU版A20 Proを搭載するiPad mini(A20 Pro)のCPUベンチマークスコアを、iPhone DuoのA20 Proと比較すると、違いが顕著に現れます。

  • シングルコアスコア:92.2%
  • マルチコアスコア:87.8%

今回参照した5コアCPU版の測定結果には、動作周波数が4.90GHzと表示されているものがあります。iPhone Duoの6コアCPU版では、4.93GHzと表示されています。

もっとも、5コアCPU版でも4.93GHzと表示される測定結果があるため、シングルコアスコアの差が動作周波数によるものかは、現時点では判断できません。

マルチコアスコアでは、CPUコア数が1つ少ないことによる影響が大きく現れていると考えられます。

5コアCPU版のスコア

現時点で確認した5コアCPU版A20 ProのCPUベンチマークスコアは、シングルコアが3,705と3,856、マルチコアが7,678と9,878です。

3,856/7,678の測定結果は信頼性が低いと案内されているため、今回の比較にはシングルコア3,705、マルチコア9,878の結果を用いています。

5コア版と6コア版を直接比較

次に、iPad mini(A20 Pro)に搭載される2種類のA20 Proについて、CPUベンチマークスコアを直接比較します。使用するスコアは、これまでの比較と同じです。

  • シングルコアスコア:6コアCPU版が約7%高い
  • マルチコアスコア:6コアCPU版が約14.2%高い

比較に用いたスコアは、6コアCPU版がシングルコア3,965/マルチコア11,281、5コアCPU版がシングルコア3,705/マルチコア9,878です。

現時点では測定結果の数が限られているため、これらの差が常に生じるとは限りませんが、CPUコア数の違いがマルチコア性能に反映されていることがうかがえます。

iPad mini(A17 Pro)と比較

iPad mini(A17 Pro)との比較では、大幅に性能向上しています。6コア版では、CPUベンチマークスコアがシングルコアスコアで48.5%、マルチコアスコアで59.3%向上しています。

5コア版でも、シングルコアスコアで38.5%、マルチコアスコアで39.5%向上しています。

過去にも動作周波数やコア数で差別化

iPad mini 6に搭載されたA15 Bionicは、iPhone13シリーズのものより動作周波数が低い可能性が指摘されていました。

iPad mini(A17 Pro)では、GPUコア数がiPhone15 Proシリーズより1つ少ない5コア構成となっていました。

今回のiPad mini(A20 Pro)でも、ストレージ容量によってCPUコア数が異なる仕様が採用されています。

5コアCPU版には、一部のCPUコアを無効化したA20 Proが使われていると考えられますが、動作周波数の違いも製品仕様として設定されているのかは、今後の検証が必要です。

iPhone Air 2に5コアGPU版を搭載?

iPad mini(A20 Pro)では、CPUコア数によってiPhone18 ProシリーズおよびiPhone DuoのA20 Proとの差別化が図られています。

2027年春の発売が噂されるiPhone Air 2にも、GPUコア数を1つ減らしたA20 Proを搭載し、チップの有効活用を図ることが考えられます。

現行のiPhone Airにも、iPhone17 ProシリーズよりGPUコア数が1つ少ないA19 Proが採用されています。

Photo: Apple Hub/Facebook, Geekbench (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10)

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