2026年10月26日に発表されたiPad mini(A20 Pro)の有機EL(OLED)ディスプレイは、仕様上は120Hzリフレッシュレートに対応するものの、60Hzに制限されているとの噂が出現し、真偽を巡って話題となっています。
最大リフレッシュレートは?
AppleはiPad mini(A20 Pro)に搭載するOLEDディスプレイに関し、120Hzパネルと60Hzパネルを検討しテストしたものの、最終的には60Hzを選択したと考えられています。
そのため、最大リフレッシュレートはiPad mini(A17 Pro)の液晶ディスプレイと同じで、スクロール時の表示の滑らかさという点では大差ない可能性があります。
ディスプレイ種別異なる
iPad mini(A20 Pro)に搭載されたOLEDディスプレイパネルの種別はLTPS(低温多結晶シリコン)とみられ、iPad Pro(M4)以降のモデルに搭載されたLTPO(低温多結晶酸化物)とは異なります。
そのため、リフレッシュレートを可変させて最適化するProMotionテクノロジーには対応しません。iPad mini(A20 Pro)の仕様にProMotionテクノロジー対応と記されていないことも、それを裏付けています。
Appleが制限?
@L0vetodream氏の投稿を巡って話題になっている今回の噂は、iPad mini(A20 Pro)に搭載されたLTPS-OLED自体は120Hzリフレッシュレートでの表示が可能なものの、Appleが最大60Hzに抑えているというものです。
Androidスマホの例
ディスプレイ業界の情報を参考にすると、LTPS-OLEDではLTPO-OLEDのようにリフレッシュレートをほぼ連続的に可変させて、滑らかな表示と消費電力の最適化を両立するのは難しいとされています。
リフレッシュレートを変更可能なAndroidスマートフォンのディスプレイ設定項目で「滑らかな表示」を選択してリフレッシュレートを120Hzに設定する欄には、「バッテリー消費が増加します」というような注意書きがなされています。
60Hzに抑えた理由とは
そうした事から、例えiPad mini(A20 Pro)に最大120HzのOLEDディスプレイパネルが搭載されているとしても、バッテリー消費を鑑みて対応させていないと考えられます。
専門家の見立て
ディスプレイ業界情報に詳しいロス・ヤング氏は更に、次の点を指摘していました。
- 120Hzディスプレイパネルとの製造コスト差額は、ほとんどない
- バッテリー駆動時間と差別化の観点が理由だろう
iPad Proとの差別化要素も含まれている可能性があるようです。
新型iPad AirのOLEDも60Hzに?
Appleは2027年春に発表する新型iPad AirにもOLEDを搭載すると予想されています。こちらの最大リフレッシュレートも60Hzに制限される可能性が高まったと考えられます。
ただし、iPhone17の最大リフレッシュレートを120Hzにしたように、将来的にProモデル以外のiPadも120Hz対応がなされるかもしれません。
Photo: Apple Hub/Facebook
