【レビュー】CIOの新型半固体系バッテリー2機種をiPhoneで実測!

CIO「SMARTCOBY Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K」「SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K」レビュー

CIOの、発熱や衝撃への安全性に配慮した半固体系モバイルバッテリー2製品を実際に試してレビューします。内蔵USB-Cケーブルでの有線充電とQi2.2による高速ワイヤレス充電に対応しています。充電速度実測、容量以外の違い、どんな人に向いているかも考察します。両製品は、7月7日〜13日のAmazonプライムデーセール(先行セールを含む)で最大16.7%引きでお得に購入可能です。

本記事では、メーカーから提供いただいたレビュー用のサンプル品を使用しています。

「半固体系」とは?安心感が大きな魅力

夏の厳しい暑さは、人間だけでなく、モバイルバッテリーにとっても危険な季節です。

iPhoneなどのスマートフォンや、従来型モバイルバッテリーにも広く採用されているリチウムイオン電池は、エネルギー効率の高さとコストの安さが魅力ですが、熱や衝撃による発火のリスクという弱点もあります。

最近は、構造面や制御面から安全性を高めた半固体や準固体と呼ばれる新世代バッテリーへの注目度が高まっています。

CIOは、半固体系バッテリーセルの採用に加えて、使用中の発熱を監視して出力を制御する機能を搭載したモバイルバッテリーを「半固体系」と呼称し、新製品を続々と投入しています。

なお、半固体系は安全性を重視しているとはいえ、直射日光の当たる場所や車内など高温環境での放置は避ける必要があることや水濡れに注意が必要であることは、従来のモバイルバッテリーと同様です。

「Ex04」はヒット作「Ex01」の安全性を高めた後継品

SMARTCOBY Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K」は、2024年に発売されてヒットしたものの、発火事象の発生により自主回収対象となった「CIO SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & CABLE」の後継にあたるモデルです。

なおCIOでは、「Ex01」ユーザーを対象とした「Ex04」への無償交換を提供しています。

半固体系&ケーブル内蔵の新製品、Ex04とEx05

今回は、2026年3月末に発売された「SMARTCOBY Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K」(以下、「Ex04」)と、2026年6月22日に発売された「SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K」(以下、「Ex05」)の、半固体系モバイルバッテリー2製品を使用した印象をご紹介します。

両製品ともブラックが先行発売されており、「Ex04」のホワイトは2026年6月発売、「Ex05」のホワイトは7月上旬発売予定です。

Ex04とEx05のいずれも、モバイルバッテリー本体、取扱説明書、開発にまつわるストーリーを綴ったリーフレットが同梱されています。

Ex04とEx05のスペックを比較

「SMARTCOBY Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K」と「SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K」のスペックを比較します。

Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5KEx05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K
容量5,000mAh10,000mAh
サイズ約 100 × 70 × 14 ミリ約103.4 × 69.3 × 22.7ミリ
(リングを含む)
重量約151グラム約238グラム
ポートUSB-C x 2USB-C x 2
有線最大出力20ワット(PPS:22ワット)35ワット(PPS:33ワット)
ワイヤレス最大出力25ワット25ワット
同時充電時の出力USB-C + USB-C: 合計15ワット・USB-C + USB-C: 合計15ワット
・USB-C +ワイヤレス:15ワット+5ワット
・(USB-C x 2) +ワイヤレス:合計15ワット+5ワット 
最大入力20ワット30ワット
蓄電時間約90分約130分
スタンド機能なしあり
価格(税込)7,130円8,980円

Ex05はEx04と比べて容量が2倍で、有線出力も最大35ワットと高く、MacBookシリーズなどPCの充電にも対応します。価格差は1,850円なので、スペックだけを見るとEx05のほうがコスパは高く感じられます

外観とサイズ感は?iPhoneに重ねた時に感じる差

Ex04とEx05の外観を見比べてみます。

両製品とも、表面にはCIO製品の特徴と言えるシボ加工が施されています。シボ加工により、傷つきにくさと高級感を両立しています。

iPhoneに吸着する側には柔らかいシリコンシートが貼られています。

高さと幅のサイズでは、Ex05がわずかに高さがあります。

厚みは、Ex05の約22.7ミリに対して、Ex04は約14ミリと薄さが際立ちます。見方を変えると、Ex05はEx04の2倍の容量を持ちながら、厚みがEx04の約1.6倍に抑えられており、容量に対して薄い、とも言えます。

本体側面のボタンを押すと、普段は目立たないディスプレイにバッテリー残量が表示されます。Ex04はデジタル数字、Ex05はドットで数字を表示します。どちらも数字が見やすく表示されます。

iPhone16 Proに装着した状態で比較します。両製品ともiPhoneの側面と底面から飛び出すことはなく、背面カメラの突起にも干渉しません。

厚みのあるEx05でも、iPhoneに装着したまま写真やビデオを撮影して、バッテリー本体が写り込むことはありませんでした。

手に持つと、Ex05は存在感のある重さを感じるのに対して、Ex04は薄さと軽さが印象的です。

充電速度実測!Qi2.2でワイヤレスでも速い

Ex04とEx05の2製品のワイヤレス充電と有線充電の充電速度と発熱を、iPhone16 Proを30分間充電して実測しました。

計測条件は以下のとおりです。

  • 室温は25度。
  • モバイルバッテリーはフル充電後、5分間以上放置してから測定。
  • iPhone16 Proのバッテリー最大容量は新品比90%。
  • 測定開始時のiPhone16 Proはバッテリー残量20%。
  • iPhoneの「適応型電力制御」、機内モードはオフで、通常の使用環境を再現。
  • iPhone16 Proは画面を下にして発泡スチロールの上に設置。
  • 1分ごとにiPhoneのバッテリー残量とモバイルバッテリーの表面温度を確認。
  • 有線充電は、iPhoneの背面に吸着した状態でケーブルを接続。

なお、Qi2.2による最大25ワットの高速ワイヤレス充電は、対応デバイス使用時のものです。iPhoneシリーズではiPhone16シリーズ、iPhone17シリーズが最大25ワットで充電可能(iPhone Airは最大20ワット)です。Qi2対応デバイスでは最大15ワット、Qi2非対応デバイスではQi規格での充電となります。

計測結果はこちら

Ex04とEx05のどちらも、エネルギー効率の高い有線充電での充電の速さが際立ちます。発熱は、筆者が測定した環境ではEx05のほうがEx04よりも発熱が抑えられていました。

Ex04Ex05
有線充電(30分間)20%→68%20%→69%
ワイヤレス充電(30分間)20%→47%20%→56%

興味深いのは、両製品のワイヤレス充電最大出力は同じ(25ワット)にもかかわらず、Ex05のほうがワイヤレス充電が速いことです。

いっぽうの有線充電どうしでは、Ex04とEx05に目立った差はありませんでした。これは、iPhone側の最大入力の制限によるものかと推測されます。

両製品ともに、有線とワイヤレスのいずれも、発熱は表面が少し温かく感じる程度でした。本体の発熱監視機能が動作しているためと考えられます。

内蔵USB-Cケーブルが便利、交換も可能

Ex04には約21センチ、Ex05には約22センチのUSB-Cケーブルが内蔵されています。このケーブルはデバイスへの充電にも、モバイルバッテリーの充電にも使えます。

モバイルバッテリーとケーブルを持ち歩く手間を省くことができ、「モバイルバッテリーを持ってきたのにケーブルを忘れた!」といったトラブルを避けることもできます。

内蔵ケーブルは着脱式で、ケーブルが断線した場合は、ケーブルのみ交換できます。また、一般的なUSB-Cケーブルをつないで使うこともできます。

写真は、Ex05にCIOの「Flat Spiral Cable CtoC 1.0m」(ライトブラック)をつないだ様子です。据え置きで使う際に離れた位置から電源を取りたい場合など、長いケーブルを使えるのは便利です。

ただし、Ex04はその薄さゆえ、端子が強化されたケーブルは装着できません。Apple純正のUSB-Cケーブルは装着できました。

Ex04とEx05の違いは容量だけではない

Ex04とEx05を比較すると、Ex05が大容量と高出力の上位モデルのようにも見えます。

しかし、両モデルの違いはそれだけではありません

Ex05は、背面にリングスタンドを内蔵しており、充電しながらiPhoneで動画を再生するなど、ワイヤレス充電スタンドのように使うことができます。

リングに指をかけることで、厚みがあるEx05をiPhoneと重ねて持っても、安定して操作できます。

一方のEx04は薄くて軽いので、iPhoneに重ねてもバッグに入れても持ち歩きやすく、通勤や日常的な外出などに持ち歩きやすいという魅力があります。

Ex05は、大容量に加えて、リングスタンドを活用して、家や職場でワイヤレス充電スタンドとして使えるのが便利です。

さらにEx05は、ワイヤレス充電と有線2系統を組み合わせた最大3台同時充電にも対応しています。出力はワイヤレス5W+有線2ポート合計15Wとなるため急速充電向きではありませんが、iPhone、AirPods、Apple Watchなどをまとめて充電したい場面では便利です。

完全パススルー対応でワイヤレス充電器としても使える

Ex04とEx05は、完全パススルー機能を搭載しています。

パススルー機能により、モバイルバッテリーをUSB-Cケーブルで充電しながら、ワイヤレスまたは有線でiPhoneなどデバイスを充電できます。この時は、デバイス側に優先して電力を供給します。

パススルー充電中、ディスプレイには「PT」と表示されます。

そしてモバイルバッテリー本体が満充電になると、内蔵バッテリーからの電力供給をカットし、デバイスへの給電に切り替わります。


これによって、内蔵バッテリーの劣化を心配せずに、Ex04とEx05をワイヤレス充電器として活用可能となります。

特にリングスタンドを内蔵したEx05は、電源につないだままデスクに置いておき、ワイヤレス充電スタンドとして使うと便利です。

Amazonプライムデーセールでお得に購入するチャンス

Ex04、Ex05の両製品とも、2026年7月7日(火)〜9日(木)の先行セールと7月10日(金)〜13日(月)のAmazonプライムデーセールの対象となっており、最大16.7%オフで購入可能です(価格は全て税込)。

通常価格セール価格割引率
SMARTCOBY Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K7,130円5,980円16.1%オフ
SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K8,980円7,480円16.7%オフ

Amazonプライムデーセール期間中は、多くのCIO製品がセール価格で購入可能となります。

ちなみに、記事中の写真で登場した「Flat Spiral Cable CtoC 1.0m」は通常価格1,980円が15.2%オフの1,680円で購入できます。

どちらを選ぶべき?選択のポイントを整理

Ex04とEx05を使い比べてみて、それぞれにおすすめのユーザーや使い方を整理してみました。

Ex04が向く人・使い方

  • 日常的に持ち歩くモバイルバッテリーが欲しい
  • iPhoneのバッテリー切れ対策がメインの目的
  • iPhoneに重ねても薄く軽い製品を探している

Ex05が向く人・使い方

  • iPhoneを1回以上充電できる大容量が欲しい
  • 旅行や出張などで使いたい
  • ノートPCも充電できる高出力が欲しい
  • スタンド機能が欲しい
  • 多機能なモデルが欲しい

毎日持ち歩いて使いたいならEx04、1台でPCへの充電などマルチに使いたいならEx05、と言えるでしょう。

まとめ:iPhoneユーザーなら容量より使い方で選びたい

Ex04とEx05は、どちらも安全性に配慮した半固体系バッテリーセルを搭載し、Qi2.2による高速ワイヤレス充電着脱式USB-Cケーブル内蔵、完全パススルー機能を採用した、iPhoneユーザーにぴったりな多機能モバイルバッテリーです。

容量だけでなく、薄さと重さ、想定する持ち歩き頻度などを考慮して、自分の使い方に合った1台を選びたいところです。

参照:製品情報(Ex04, Ex05)、Ex01→Ex04交換申込みフォーム

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