【レビュー】USB-C×3の決定版、CIO NovaPortがSatechi 66W超え

CIO review 0804

CIOが7月1日に販売開始したNovaPort TRIOⅡ67W3CNovaPort TRIOⅡ67W2C1A、7月10日に販売開始したNovaPort QUADⅡ67Wを試用しましたので報告します。

このうち、USB-C端子を3つ搭載したNovaPort TRIOⅡ67W3Cは、代替する製品が見つからず長く愛用しているSatechi 66W USB-C 3端子搭載GaN充電器(以下、Satechi 66Wよりも小さく、特に優れた製品と評価します。

NovaPort TRIOⅡとNovaPort QUADⅡの仕様

今回レビューするのは、CIOが先月発売した下記の製品です。レビューは、CIOから提供された試用品にて行いました。

項目NovaPort
TRIOⅡ
67W3C
NovaPort
TRIOⅡ
67W2C1A
NovaPort
QUADⅡ
67W
USB-C端子
搭載数
323
USB-A端子
搭載数
11
最大合計出力67W
30mm
高さ40mm43mm
奥行き54mm
重さ113g120g
コンセント
プラグ
内蔵、90°スイング
本体カラーホワイトおよびブラック
メーカ価格
(税込)
6,688円6,589円6,900円

最大出力は同じ、大きさと販売価格の違いも小さい

いずれの製品も、最大出力は67ワット(W)で、USB端子の種類と数が異なります

大きさは、USB-C端子を3つとUSB-A端子を1つ搭載するNovaPort QUADⅡ67Wが他の製品に比べて高さが3mm高いだけで幅と奥行きは同じ、重さも7グラム(g)重いだけです。

販売価格も大きく異なるわけではありませんので、ユーザーの好みや目的に合ったものが選択可能です。

NovaPort TRIOⅡとNovaPort QUADⅡの外観

NovaPort TRIOⅡ67W3C(下記画像中央)とNovaPort TRIOⅡ67W2C1A(下記画像左)、NovaPort QUADⅡ67W(下記画像右)を並べて比較しても、大きさはほぼ同じなのが確認できます。

コンセントプラグはいずれも、本体背面側に出てくる構造です。

NovaPort QUADⅡ67W(下記画像右)と外寸が同じ他の2製品の高さの違いは下記の通りで、使い勝手や持ち運びに影響を与えるほどではありません。

NovaPort TRIOⅡ67W3CとAnker Nano Ⅱ 65Wを比較

筆者がM3搭載14インチMacBook Pro用に愛用しているAnker Nano Ⅱ 65Wと、NovaPort TRIOⅡ67W3Cの大きさを比較しました。

NovaPort TRIOⅡ67W3Cは、Anker Nano Ⅱ 65Wと比べて幅が狭くなっています。

奥行きと高さは、Anker Nano Ⅱ 65Wのほうが小さくなっていますが、カバンなどに収納する際に必要なスペースはほぼ同じと感じました。

最大出力は、USB-C端子が1つだけのAnker Nano Ⅱ 65Wが65Wなのに対し、NovaPort TRIOⅡ67W3CのUSB-C端子を1つのみ使用した場合は67Wです。

USB-C端子を1つ使用した場合の最大出力はほぼ同じにも関わらず、わずかな大きの違いでNovaPort TRIOⅡ67W3CがUSB-C端子を3つ搭載している点は、荷物を減らすという点で魅力的です。

USB-Cを3端子搭載する充電器3種類の大きさを比較

筆者がiPhone、Apple Watch、iPad Proの充電用に持ち歩いているSatechi 66W、自宅で使用しているBelkin BoostCharge 3ポート USB-C 壁面充電器 (PPS 67W 付き)(以下、BoostCharge 3ポート)を、NovaPort TRIOⅡ67W3Cと比較しました。

端子搭載面を正面にして並べると、Satechi 66W(下記画像左)の高さが目立ちますが、奥行きは最も短くなっています。

体積を比較するなら、下記の画像が適切でしょう。中央のNovaPort TRIOⅡ67W3Cだけ際立って小さいのがわかります。

コンセントプラグはいずれも内蔵していますが、展開した際の使い勝手は異なります。

NovaPort TRIOⅡ67W3CはAnker Nano Ⅱ 65Wと同様、背面にスイングしますので専有面積は最小です。

対して、Satechi 66Wも背面にスイングしますが向きを考慮しないと他のコンセントも塞いでしまいます。

また、BoostCharge 3ポート(下記画像右)のコンセントプラグは側面にスイングしますので、コンセントにさした際のケーブルの向きが他の2製品とは異なります。また、Satechi 66Wと同様、向きを考慮しないと他のコンセントも塞ぎます。

大きさが圧倒的に小さいこと、コンセントにさした際の使い勝手の良さを考慮すると、NovaPort TRIOⅡ67W3Cが最も優れた製品と評価します。

項目NovaPort
TRIOⅡ
67W3C
Satechi
66W
BoostCharge
3ポート
USB-C端子
搭載数
3
最大合計出力67W66W67W
30mm
高さ40mm71mm43mm
奥行き54mm38mm72mm
重さ113g約116.2g122g

NovaPort TRIOⅡシリーズは、下記のような狭いスペースで使用する場合に、Satechi 66Wのように上部のオーバーハングした壁や、下部のインターホンにぶつかってしまうという欠点がありません。

レビュー結果〜USB-C 3端子搭載充電器としてオススメ

NovaPort TRIOⅡ67W3CとNovaPort TRIOⅡ67W2C1A、NovaPort QUADⅡ67Wを試用した結果、Satechi 66Wの代わりにNovaPort QUADⅡ67WAnker Nano Ⅱ 65Wの代わりにNovaPort TRIOⅡ67W3Cを出張時に持参するようになりました。

カバン内での専用スペースはこれまでの充電器とほぼ同じで、使えるUSB端子の数がUSB-A端子が1つ、USB-C端子が2つ増えたことになります。

8月10日までAmazonでセール販売実施中

CIOは現在、Amazonで8月10日午後11時59分までセール販売を実施中です。

このセールでは、NovaPort TRIOⅡ67W3Cが税込5,680円、NovaPort TRIOⅡ67W2C1Aが税込5,580円、NovaPort QUADⅡ67Wが税込5,880円で販売されています。

参考URL:CIOのセール/Amazon

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