Appleが声を出さず意図を理解できるスマートグラスを開発中?

スマートグラス

Appleがスマートグラスの開発を加速させていることが、海外メディアの報道によって明らかになりました。

注目すべきは、これまで大きな障壁だった「音声操作」の課題に、解決の目処が立った点です。

AIスマートグラスの開発が加速

長年噂されていたARグラスの開発は一時保留され、現在は「Meta Ray-Ban」に似たAIグラスの開発に注力しています。

新グラスには「コンピュータービジョン用」と「撮影用」の計2つのレンズが搭載される見込みです。

また、当初予定されていた外部バッテリー案から脱却し、すべての部品をフレーム内に収める設計へと進化しました。

課題の音声アシストの解決

公共の場で声を出す操作の難しさは、音声操作の大きな課題でした。

その解決に向け、Appleは無音の音声入力の技術を持つ企業「Q.ai」を20億ドルで買収しています。

声を出さずにAIが意図を理解できれば、周囲の目を気にする必要はなくなります。

この技術が実現すれば、開発は一気に加速するでしょう。

鍵を握る「AI版Siri」の完成

AI版Siriは、当初2026年春の本格導入が期待されていましたが、開発の難航により2026年後半の完成が現実的です。

この遅れはAI版Siriとの連携が必須なスマートグラスの発売日に直結します。

現在2027年と報じられている発売も、実際には2028年以降にずれ込む可能性があると考えます。

過去のVision Proが当初の予測から2年以上遅れて2024年に発売された前例を鑑みても、Appleが未完成のAIを搭載したまま製品化を強行する可能性は低いと言えます。

AI版Siriの開発をどれだけ早く達成するかが、スマートグラス完成の鍵となりそうです。

AIの普及が開発において重要

Appleは3月2日~3月4日の3日間で最大5つの新製品を発表、全モデルでAI性能を引き上げると海外メディアに予想されています。

上位機種だけだった高度なAI機能を標準機へ広げるのは、AIの普及が開発の進捗に直結するからです。

利用者が増えるほど蓄積されるデータはSiriの知能を成長させ、将来のスマートグラスをより実用的に変えてくれるでしょう。

AIの普及がAppleの業績にも影響

市場は、Appleが「ハードウェアの会社」から「AIサービスの会社」へ進化できるか注目しています。

事実、AI版Siriの開発遅延が報じられた際には、期待感との乖離から株価が一時5%下落しました。

早期に数億人規模のデータを獲得し、スマートグラスなどのAI商品開発を進められるかどうかが、今後の株価や企業価値を左右するでしょう。

Photo:9to5Mac

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