WWDC 18では何が発表される?Bloombergが予想

WWDC 18 Apple

WWDC 18 Apple
 
Bloombergの記者、マーク・ガーマン氏が、来週月曜日に迫ったAppleの世界開発者会議(WWDC 18)で発表される内容についての予想を公開しています。

新MacBook Pro、iPad Proなどは今年後半の発表か

昨年のWWDC 17では、Appleは10.5インチiPad Proと第2世代12.9インチiPad Proを発表しました。しかしガーマン氏は今年のWWDC 18では、新しいMacBookとiPadは発表されないと見ています。
 
同氏が関係者から入手した情報によれば、Appleは現在、Intelの新チップを搭載したMacBook Proと12インチMacBook、MacBook Airの後継となる新しい低価格モデルに取り組んでいるものの、これらのモデルは今年後半までリリースされない見通しとのことです。
 
またAppleはFae IDを搭載したiPad Proシリーズの開発も進めていますが、こちらもWWDCでは発表されないとガーマン氏は述べています。

アプリの使用時間を管理する新機能

したがってWWDC 18はソフトウェア中心となる見通しですが、iOS12については「デジタルヘルス」に着目し、アプリの使用時間を管理できる機能が追加される可能性があるとガーマン氏は見ています。
 
これはGoogleが先日、開発者会議で新OS「Android P」への搭載を発表した、「ダッシュボード」機能とほぼ同じものと見ていいでしょう。
 
またWWDCでは「ARKit 2.0」が発表され、ユーザーが同じ仮想空間のなかで対戦できるようなゲームが開発可能になるともいわれています。ガーマン氏は以前から噂のあるAppleのARヘッドセットについては「早くても2020年登場」と予測しています。
 
WWDC 18の主役ともいえるiOSに、今年は大々的な新機能は追加されないと同氏は見ています。今年初め、Appleのソフトウェア技術部門トップであるクレイグ・フェデリギ氏が、iOS12では安定性向上を重視し、大幅な変更は2019年に先送りする方針を語ったと報じられた通り、今年はマイナーな新機能追加にとどまる見通しです。

ベゼルレスのApple Watchを開発中か

セルラー機能を搭載したApple Watch Series 3の売り上げが好調ですが、Apple Watchのデザインそのものは初代からほとんど変わっていません。
 
ガーマン氏によれば、Appleは現行モデルと同じデザイン、サイズの新Apple Watchに加え、スクリーンがやや大きめの、ベゼルが薄いモデルの開発にも取り組んでいる模様です。ただしこちらについても、WWDC 18での発表はないと見られます。

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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