2015年第4四半期の世界スマートフォン出荷台数、成長率が鈍化

    StrategyAnalytics_Smartphone_2015

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    2015年第4四半期の世界全体でのスマートフォン出荷台数は4億450万台で、2015年通年では14億4,000万台となりました。調査会社Strategy Analyticsが最新データを報告しています。

    中国市場の成熟、世界経済への不安

    同社によると、2015年第4四半期のスマートフォンの出荷台数は、前年同期の3億8.010万台からわずか6%の伸びにとどまり、業界としてはかなり低調な四半期となりました。中国を含むスマートフォンの主要市場が成熟しつつあるのと、世界経済に対する不安を反映したものとStrategy Analyticsは分析しています。2015年通年での出荷台数は、2014年通年の12億8,000万台から12%増となっています。

    サムスンが首位維持も、通年ではシェア縮小

    ベンダー別では首位のサムスンが、2015年第4四半期に前年同期比9%増の8,130万台を出荷、市場シェアを19.6%から20.1%に拡大しました。9%増という数字は過去2年間での平均成長率を上回り、首位維持に結び付きました。2015年通年での出荷台数は3億1,970万台となっており、市場シェアは24.7%から22.2%へと縮小しました。
     
    一方Appleの同四半期における出荷台数は、先日の決算発表でも報告された通り7,480万台で、市場シェアは19.6%から18.5%へと下落、前年同期の1位タイから2位となりました。ただし2015年通年でのシェアは2014年の15%から16.1%へと拡大しています。
     
    Strategy Analyticsは、Appleが2016年もiPhoneの出荷台数を伸ばすためには、インドやナイジェリアなどの新規市場を開拓するしかないと指摘しています。
     
     
    Source:Strategy Analytics
    (lunatic)

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