スマートフォン、2015年は世界で5人に1人に出荷

    Counterpoint_smartphone

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    2015年にメーカーから消費者に向けて出荷されたスマートフォンの台数は15億台にのぼり、世界の74億人の5人に1人がスマートフォンを入手した計算になります。調査会社がCounterpoint Researchが明らかにしました。

    5台に3台はLTE対応へ

    同社のデータによると、2015年通年のスマートフォン総出荷台数は14億7,500万台で前年対比12%増、また2015年の第4四半期(10-12月期)のみで4億1,800万台(前年同期比9%増)が出荷されています。しかも2015年に出荷されたスマートフォンのうち5台に3台(9億台)はLTE対応で、過去最高となりました。

    中国、インド、タイ向けベンダーが躍進

    世界全体ではおよそ850のスマートフォンブランドが競合しているものの、上位20ブランドで2015年総出荷台数の約85%を占めています
     
    ベンダーの成長率のグラフを見て気づくのは、1年間で100%以上の成長率を記録しているベンダーのほとんどが、先進国では無名であるということです。Meizu、Lava、Intex、Vivo、Tecno,、Oppoは、中国、インド、タイの中所得者層の拡大に恩恵を受け、出荷台数を大きく伸ばしました。すでに知名度を確立しているAsus、Huawei、ZTEも目覚ましい成長を遂げていますが、前述のメーカーには及びません。
     
    その結果、スマートフォン出荷台数で上位常連であるLenovo(+Motorola)、HTC、Nokia、ソニーなどが軒並み前年対比で出荷台数を落としています。

    高級区分ではiPhone強し

    ちなみに400ドル以上の高級区分では、2015年に出荷されたスマートフォンのうち5台に3台がiPhoneでした。ただし2015年第4四半期のiPhone出荷台数は、先日の決算報告で明らかにされたように、四半期で過去最高の数字とはいえ7,480万台で、前年同期の7,450万台からは0.4%の微増となっています。
     
    しかしCounterpoint Researchによれば、2015年第4四半期においても、スマートフォン業界のハードウェア収益の約40%をAppleが占めているという状況に変化はないとのことです。
     
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    Source:Counterpoint Research
    (lunatic)

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