なんで他人のスマホが自分の家に!?「iPhoneを探す」の怖い話

iphone 探す

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なぜか自分の家に他人のスマートフォンの位置情報が集結する――アメリカのアトランタに住むカップルが「iPhoneを探す」機能のおかげで苦しめられています。

女児監禁犯扱いになったことも

仮にスマートフォンを落としても、GPSさえオンになっていれば、iOSの場合は「iPhoneを探す」、Androidでは「デバイスマネージャー」でスマートフォンの位置情報を掴めることは周知の通りです。
 
この機能は必ずしもあてになるわけではありませんが、端末を紛失してしまったユーザーにとっては頼みの綱です。それだけに、実在しないスマートフォンが勝手に自分の家の中にあったりでもすれば、ユーザーから怒鳴り込みを受けるのも無理はないでしょう。
 
Michael SabaさんとChristina Leeさんの住む家は、なぜか持ち主を失ったスマートフォンの「霊道」と化しており、キャリアや端末を問わず、次々と第三者のスマートフォンが自分たちの家の敷地内にある扱いなってしまっています。
 
そのため、ユーザーからの「不機嫌な来訪」を受けるのは日常茶飯事で、いつぞやは家の外でくつろいでいたところ、行方不明の女児とスマートフォンを探しに突然警察官が乗り込んできたこともあるのだとか。

原因は特定できず

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そして恐ろしいことに、どのキャリアやベンダーに問い合わせても原因は一切不明です。ただし、iPhoneの法科学エキスパートであるJonathan Zdziarski氏は、Wi-Fiマッピングデータを提供している企業がデータベース内に間違った情報を保有してしまっているか、異なる場所で同じMACアドレスを使用している、もしくは単にGPSデータがおかしいかのどれかだろうと指摘します。
 
もちろん、Sabaさん側も現時点で引っ越しは考えていないため、Wi-Fiの設定を見直してみたり、連邦通信委員会に苦情を申し立てたりはしているのですが、残念ながら状況を打開することは出来ていないそうです。
 
ちなみに筆者も似たような経験があり、「iPhoneを探す」を使ったところ、全く無関係のコンビニにiPhoneがある扱いになったことがありました。その時は「誰かが盗んでいるのだろう」と思い込み、意気込みながらコンビニに入ってアラームを鳴らすも音はせず……。結局、忘れてきた映画館のトイレから全く移動していなかったという酷いオチでした。
 
 
Source:TNW,FUSION
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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