2015年のモバイルアプリ、オフィス系が大きな伸び!PCからスマホへのシフトが影響

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    2015年は、iPhone6s Plusなどの大画面スマートフォンであるファブレットが急伸し、パソコンからスマートフォンへのシフトに伴うアプリ使用状況にも変化がみられました。

    モバイルアプリ使用時間、2015年は前年比58%の伸び。絵文字、ニュース等が特に大きく伸びる

    米ヤフー傘下のモバイルアプリ調査機関Flurryが、2014年から2015年にかけてのモバイルアプリの使用状況の変化をまとめた統計を発表しました。
     
    2015年モバイルアプリ使用状況1
     
    モバイルアプリ全体の使用時間は、全体の伸び率58%に対して、「パーソナライゼーション」が332%、「ニュース・雑誌」が135%、「ユーティリティと仕事効率化」が125%の3ケタと特に大きな伸びを示しています。

    パソコンからスマホへのシフトでOffice系アプリが伸び

    特に大きな伸びを示した3分野について、Flurryは以下のように分析しています。
     
    「パーソナライゼーション」には、Androidのロックスクリーン用アプリのほか、絵文字アプリなどが含まれます。昨年末には、セクシーな絵文字が使える「Kimoji」が大きな話題を呼び、App Storeのサーバーがダウンする騒動まで起きました。
     
    「ニュース・雑誌」の伸びは、スマートフォンが既存メディアであるテレビ、さらにパソコンからユーザーの接触時間を奪っていることを意味します。
     
    「ユーティリティと仕事効率化」の伸びの背景には、ティーンエイジャーや学生といった若年層がスマートフォンをメインのパソコンがわりに使うようになったことで、Google DriveやMicrosoft Officeといった、アプリの使用時間が伸びたためと考えられます。
     
    一方、「ゲーム」は前年とほぼ横ばいのマイナス1%でした。

    モバイルデバイス使用時間、iPhone6s Plusなどのファブレットは334%の伸び!

    2014年から2015年にかけて、モバイルデバイスの使用時間は117%の伸びとなりました。なかでもiPhone6s Plusなどのファブレットは334%と、突出して大きく伸びています。
     
    これは、大きな画面のファブレットを使ったメディア接触時間が伸びたことによる、とFlurryは分析しています。

    2017年にはモバイル端末の6割がファブレットに!?

    2015年のクリスマスシーズンにアクティベートされたモバイルデバイスのうち、「ファブレット」は27%を占めました
     
    2015年モバイルアプリ使用状況3
     
    今後の見通しについてFlurryは、iPhone6s Plusが属するファブレットがシェアを拡大し続け、2016年第4四半期(10~12月)には46%に達し、iPhone6sが属するミディアムサイズ端末の39%を上回ると予想しています。
     
    さらに2017年第2四半期(4~6月)には、ファブレットが全体の59%と6割弱に迫る一方、iPad Air2やiPad Proなどが属するフルサイズタブレットは、徐々にシェアを落として3%になると予測されています。
     
     
    Source:Flurry
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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