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ついに有料アプリを無料でDL出来てしまう悪質サイト「vShare」が問題となる

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vshare
 
認められることではありませんが、iPhoneは「脱獄」といった特殊な方法を用いることで、アプリをサードパーティのサイトから入手し、端末内にインストールしてしまうことが可能です。しかし逆に言えば、脱獄さえしなければ、アップルが認可しないアプリはダウンロードすることが出来ません。こうすることによって、ユーザーのセキュリティはアップルに守られています。しかし最近、App Store上の有料アプリを無料でダウンロード出来てしまい、かつ脱獄も不要というサイトvShareが問題となっています。米メディアCNNが報じています。

企業配布用アプリの認証を悪用

従来であれば、脱獄が必要だった「有料アプリの無料インストール」という裏ワザが、なぜvShareでは脱獄不要で出来てしまうのでしょうか。CNNが複数の専門家に聞いたところによれば、vShareは企業配布用アプリの認証を悪用していることが分かりました。
 
App Storeで公開されないタイプの企業配布用アプリを開発するには、年間299ドル(日本:37,800円)を支払って「iOS Developer Enterprise Program」に参加する必要があります。しかし、このプログラムに参加しさえすれば、アップルの審査を経ずに、アップルのサーバーから側から認証を得ることが可能となります。
 
そして、このシステムを悪用しているのがvShareです。特殊な方法で企業配布用アプリの認証をかませることで、海賊版をまるで正規版と同じように無料でダウンロードできてしまいます。人気のゲームアプリにいたっては、100万回以上もダウンロードされている始末で、この問題の根深さがうかがえます。

利用すると取り返しのつかないことになる可能性も


vShareの注意事項には、「我々は開発者の権利を尊重しています。もし権利が侵害されていると感じたら、ぜひ我々に教えてください。ただちに該当コンテンツを削除いたします」ともっともらしいことが書かれているものの、「海賊版アプリをなぜ放置しているのか」とのCNNによる取材に対し、同サイトは沈黙を保ったままでした。
 
「見た目はアップルのウェブサイトではないが、しっかりとしたApp Storeの様相を呈していることは確かだ」とサイバーセキュリティ会社Proofpointの研究者は語ります。また、別のセキュリティ会社Palo Alto Networksも、「ほとんどのアプリはマルウェアが含まれていない、正規版そのままのコピーだ」とします。
 
しかし、仮に悪意のあるコードが埋め込まれていたとしても、アップルと違ってvShareは何の検閲も行っていないため、iPhoneやユーザーが取り返しのつかない重大な被害を被ってしまう可能性も大いにあります。
 
また今回のCNNの取材に対して、アップルはコメントを控えましたが、今後何らかの手立てを講じてくることは間違いないでしょう。すでに、以前は同サイト経由でインストールできていたアプリが、現在はインストール出来なくなっていることから、認証の一部をアップルが取り消していることがうかがえます。
 
 
Source:CNN Money
(kihachi)

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