USB-Cポート搭載のiPhoneを作った強者が登場

usb-c iphone

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iPhoneの充電ポートは、2023年発売のiPhone15シリーズで、LightningからUSB-Cへと切り替わるといわれていますが、時代を先取りし、USB-Cポートを搭載したiPhoneを作ってしまった強者が現れました。

C94コネクタをリバースエンジニアリング

“世界初のUSB-C搭載iPhone”と名付けられたYouTube動画が、ケン・ピロネル氏により公開されました。同氏は、iPhone XのLightningポートをUSB-Cポートに置き替えることに成功した模様です。
 
動画の説明には、“Apple C94コネクタをリバースエンジニアリングして、USB-Cポートのメスを搭載した独自のPCBを作った”と記されています。回路図を設定しテストを行い、iPhoneの中に埋め込むことで、無事USB-C搭載iPhoneが完成したとのことです。
 

 
ピロネル氏は、スイス連邦工科大学ローザンヌ校でロボット工学の修士号を取得しており、ブログ投稿には「現在インターンシップの機会を探している」とあることから、自身のプロモーションを含めて今回のプロジェクトに臨んだのかもしれません。
 
今回の動画は、スコッティ・アレン氏のYouTubeチャンネル「Strange Parts」が行った、iPhone7へのイヤホンジャック搭載チャレンジを彷彿させます。アレン氏は以前、USB-CのiPhoneへの搭載可能性も吟味していたようですが、ピロネル氏が同氏の野望を先に叶えた形となりました。

USB-Cポート搭載iPhoneは2023年に実現か?

ピロネル氏はあくまでiPhone Xを改造したに過ぎませんが、欧州連合(EU)の欧州議会がEU内で販売されるスマートフォンやタブレット、カメラなどの電子機器について、充電ポートをUSB-C形式に統一する法案を可決したことで、2023年発売見込みのiPhone15シリーズは、LightningポートではなくUSB-Cポートを搭載すると予想されています。

 
 
Source:KEN PILLONEL via AppleInsider
Photo:Kenny Pi/YouTube
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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