ドコモで大規模フィッシング詐欺、被害者1,200人、被害額1億円

    docomo NTTドコモ ロゴ

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    NTTドコモは10月2日、ドコモからの連絡を装ったフィッシング詐欺による深刻な被害が発生しており、約1,200人の顧客が被害にあい、被害総額は約1億円に達していると発表しました。

    フィッシング詐欺の手口

    ドコモは2021年7月、dアカウントの停止をかたるフィッシングメールが確認されているとして、ユーザーに注意を呼びかけていました。
     
    またフィッシング対策協議会は9月14日、ドコモからの連絡を装ったフィッシングメールが急増しているとして、緊急情報を発出しています。
     
    今回ドコモが発表したところによると、犯人はドコモからの連絡を装い、料金が未払いであるとの虚偽のSMSをユーザーに送付し、SMSに記載したURLから、不正アプリのインストールやドコモのネットワーク暗証番号を入力するよう誘導しています。
     
    不正アプリには「NTTセキュリティ」「NTT DOCOMOセキュリティセンター」との偽の名称が使われている模様です。
     
    なお、ドコモは2021年5月、「NTTセキュリティというアプリを提供していない」として、偽アプリをダウンロードしないよう注意喚起を行っていました。

    深刻な被害が発生

    ドコモは10月2日、フィッシング詐欺により、ネットワーク暗証番号等が第三者に流出してしまった結果、ドコモオンラインショップにおいてApp Store & iTunesギフトカード等を不正に購入される被害が確認されたと発表しました。
     
    2021年10月1日時点において、被害にあった顧客の数は約1,200人、被害総額は約1億円となっています。なお、ドコモは顧客の被害額全額を補償すると表明しました。
     
    被害の拡大を防ぐため、ドコモ公式オンラインショップにおけるApp Store & iTunesギフトカードおよびGoogle Playギフトコードの販売が停止されています。
     
    ドコモは顧客に対し、身に覚えない決済が行われた場合は以下の電話番号に連絡するよう呼びかけています。
     

    • 0120-613-360

     
     
    Source:NTTドコモ
    (seng)

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