iOS15でApple Musicがダイナミックヘッドトラッキング機能に対応

iOS14 AirPods 空間オーディオ WWDC 2020

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iOS15でApple Musicにダイナミックヘッドトラッキング機能が追加されました。一部のアプリでは既にダイナミックヘッドトラッキング機能が使えたのですが、Apple Musicで使えるようになったのはiOS15になってからです。

頭の動きに追随

Apple Musicは一部の音楽が空間オーディオに対応しています。そうした楽曲をAirPods Pro、AirPods Maxを使って聴く場合、仮想的な音響空間をイヤホンで再現しています。これにiOS15からダイナミックヘッドトラッキング機能が追加され、より臨場感のある音響空間の再現が可能になっています。
 
ダイナミックヘッドトラッキング機能は仮想音響空間内の音源をユーザーの正面に固定し、ユーザーが頭を左右、上下に動かしてもイヤホン内蔵のセンサーがそれを感知し、常に固定された正面の音源から音楽が聞こえるようにシミュレーションして再生する機能です。この結果、AirPods Pro、AirPods Maxを使ってApple Musicを再生した場合の臨場感は飛躍的に向上しています。
 
ステレオを空間化
 
またApple Music内の楽曲の大半は空間オーディオに対応していないのですが、iOS15ではステレオ音源を擬似的に空間オーディオ化(ダイナミックヘッドトラッキングにも対応)する機能も搭載されています。Apple MusicやSpotifyなどのステレオ音源の楽曲、YouTubeのステレオ動画など全てが擬似的に空間オーディオとして再生されます。コントロールパネルからこの機能のON/OFFができるのですが、その違いは歴然で、iOS15の新機能の中でもその進化が明確にわかる機能の一つとなっています。
 
 
Source:AppleInsider
(KAZ)

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