iPhone12シリーズ、東南アジア諸国でも好調な売れ行き~各国で販売台数首位を獲得

    iPhone12 Pro MaxとiPhone12 miniの画像

    iPhone12 Pro MaxとiPhone12 miniの画像
     
    iPhoneシリーズはスマートフォンのなかでも特に高価な端末であり、経済的に豊かな国で人気があるというイメージがあるかと思います。
     
    しかしながら、iPhone12シリーズは東南アジアの発展途上国でも人気であり、多くの国で2021年第2四半期(4月~6月)に最も売れたスマートフォンとなりました

    タイ、フィリピン、ベトナムで最も売れたスマートフォンの座を獲得

    調査会社のCounterpointによると、2021年第2四半期において、iPhone12シリーズは東南アジア各国で最も売れたスマートフォンとなりました
     
    東南アジア諸国における2021年第2四半期の端末別スマートフォン売上ランキング
     
    まず、タイではiPhone12とiPhone12 Proが1位と2位の座を獲得しました。
     
    タイでは5Gの商用化と導入が進んでおり、77のすべての県で5Gが導入されているそうです。
     
    このため、5G通信対応のスマートフォンが人気であり、特にiPhoneシリーズが高い人気を博しました。
     
    また、フィリピンではiPhone12が最も売れたスマートフォンとなりました。
     
    マニラ首都圏以外でも中産階級が増加しており、消費者への5Gへの関心が高まっているといいます。
     
    ベトナムではiPhone12 Pro Maxが2位のiPhone12の倍以上のシェアを獲得し、強い人気を誇っています。
     
    ベトナムの大手通信事業者3社(Viettel、NPT、MobiFone)はすでに国内での5Gの実証実験を開始しており、2021年後半にはベトナムで5Gサービスが開始される可能性があるといいます。
     
    一方、同じ東南アジア諸国のなかでも、インドネシアではiPhone12シリーズはランクインしませんでした
     
    比較的リーズナブルなOPPO Reno 5が首位となっており、ローエンド端末が人気のようです。

    5G通信端末が占める割合が高まる

    また、東南アジア諸国ではスマートフォン販売台数全体に占める5G通信対応端末の割合も高くなっています
     
    タイの34%を筆頭に、ベトナムが16%、インドネシアとフィリピンは7%となっています。
     
    新型コロナウイルスや半導体不足の影響はあるものの、今後数カ月の間に東南アジア諸国では5G通信対応端末の割合がさらに増加すると考えられているとのことです。

     
     
    Source: Counterpoint
    Photo:ぱくたそ
    (ハウザー)

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