iPhone13シリーズのCPU性能、iPhone12シリーズから10%~21%向上

AppleのA15 Bionicの画像

AppleのA15 Bionicの画像
 
Appleの発表会でA14 Bionicとの比較がなく心配された、A15 BionicのCPU性能に関する情報が出てきました。
 
A15はA14に対して、シングルコアで10%、マルチコアで21%性能が向上しているとのことです。

Geekbenchのスコアが10%~21%向上したA15 Bionic

Geekbenchに投稿されたiPhone13のCPU性能のスコアは、シングルコアが1,730、マルチコアが4,621でした。
 
iPhone12はシングルコアが1,575、マルチコアが3,832でしたので、A15 BionicはA14 Bionicに対し、シングルコアで10%、マルチコアで21%性能が向上していることになります。
 
A15 BionicのCPUコア構成は、2つの高性能コアと4つの高効率コアの6コア構成です。

A15 BionicのCPU性能がそれほど向上していないというのは杞憂?

Appleは先日の発表会において、A15 BionicのCPU性能について「競合製品よりも50%速い」とだけ述べ、A14 Bionicとの比較結果を公表しませんでした。
 
このことから、A15 BionicのCPU性能はA14 Bionicに対してあまり向上していないのではないか?とみる向きもありましたが、Geekbenchの結果を見る限りでは杞憂のようです。

 
 
Source: AppleInsider
(ハウザー)
 
 

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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