Apple Watch Series 7、搭載プロセッサはS6と全く同じ

Apple Watch Series 7

Apple Watch Series 7
 
Appleが9月15日のイベントで発表したApple Watch Series 7は、2020年に発売されたApple Watch Series 6と同じプロセッサを搭載しているようです。著名開発者が報告しています。

説明ページにプロセッサに関する記述なし

AppleはApple Watch Series 7の発表において、パフォーマンスについてはほとんど触れませんでした。処理速度が速い、エネルギー効率がよいといった説明は全くなかったのです。
 
またApple Watch Series 7の紹介ページを見ても、プロセッサに関する記述は見当たりません

Xcodeから判明

開発者のスティーブ・トラウトン‐スミス氏(@stroughtonsmith)が、Xcodeの最新バージョンを解析したところ、Apple Watch Series 7にはSeries 6とまったく同じプロセッサが搭載されていることを示す記述が見つかりました。
 


 
Apple Watch Series 7とApple Watch Series 6はどちらも”t8301” CPUを搭載している、と記されています。これは”Apple S6”システム・イン・パッケージ(SiP)に含まれるプロセッサのコードネームです。
 
どちらも同じ番号のCPUを搭載しているということは、Apple Watch Series 7とApple Watch Series 6のCPUは同じものであることを意味します。

最終段階で修正不可能な問題が発生した可能性

Appleが、ひとつの製品に用いたプロセッサを別の新しい製品に搭載するのは珍しいことではありません。しかし開発者のギレミー・ランボー氏(@_inside)氏は、Apple Watch Series 7のCPUがApple Watch Series 6のCPUと全く同一というのは(新しいモデル番号すら与えられていない)、最終段階において修正不可能な問題が発生し、昨年と同じCPUを使用せざるを得なくなった可能性があると指摘しています。
 

 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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