MacユーザーならChromeではなくSafariを使うべき6つの理由

    Mac Safari Chrome

    Mac Safari Chrome
     
    Macの標準ブラウザはSafariですが、GoogleのChromeはMacユーザーに根強い人気があります。Macでブラウザを使うならChromeよりもSafariを選ぶべき理由を、海外メディアiPhoneHacksがまとめているのでご紹介します(2022/12/6更新。理由6を追加)

    今のSafariはChromeに負けていない

    Chromeは以前、Safariよりもバッテリー消費が少なく、ストレージを圧迫せず、そして高速という理由で、多くのMacユーザーに支持されていました。
     
    しかし、Safariはここ数年で大幅に進化しており、MacユーザーならChromeよりもSafariを使うべきだとして、iPhoneHacksが5つの理由を挙げています。

     

    理由1: Appleのエコシステムに最適

    Macユーザーの多くが、iPhoneなどのApple製品も所有していると考えると、Safariはベストな選択肢となります。
     
    同じApple IDでログインしていれば、MacのSafariで読んでいるWebサイトをiPhoneやiPadに引き継ぎ、再びMacで続きを読む、といった連携が簡単にできます。
     
    また、パスワードや個人情報を安全に保管することができるSafariのオートフィル機能は、複数デバイスのSafariでログイン情報を共有できます。
     
    ただし、Chromeも同じIDでログインしている複数デバイス間で、Googleサービスを連携して利用できるので、MacのほかにWindowsやAndroidデバイスをお持ちなら、Chromeの方が良さそうです。

     

    理由2:省電力性に優れている

    Chromeは、バッテリー消費量が大きく、利用するメモリが多いため、Macのバッテリーが早く減り、デバイスの動作が遅くなってしまいます。
     
    一方、Safariは多くのMacに最適化されているため省電力で、利用するメモリも少ないメリットがあります。
     
    Apple macOS Big Sur Safari
     
    SafariとChromeの電力消費は、メニューバーのバッテリーアイコンをクリックして簡単に確認できます。
     
    アプリごとの電力やメモリの利用状況は、アクティビティモニタを起動すると詳しく確認できます。

     

    理由3:セキュリティとプライバシーに優れている

    Safariは、プライバシー保護やセキュリティにおいて、Chromeを上回っています
     
    Safariのプライベートブラウズと同様、Chromeにもシークレットモードがありますが、Chromeはシークレットモード中でもユーザーの閲覧履歴などの情報を収集していることが、米ヴァンダービルト大学の研究で明らかになり、アメリカでは集団訴訟が提起され、連邦地裁はGoogleによる個人情報収集があったとの判断を下しています。
     
    AppleはmacOS MojaveのSafariで、ユーザーがWebサイトから追跡されないようにするIntelligent Tracking Prevention(ITP)を採用しています
     
    Apple macOS Big Sur Safari
     

    理由4:拡張機能による影響が比較的小さい

    Chromeには、Safariを圧倒するほど豊富な拡張機能が用意されています。
     
    しかし、Chromeの愛用者が多い理由のひとつでもある拡張機能は、MacのCPUを消費し、バッテリーを食います。
     
    Safariの拡張機能も充実していますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

     

    理由5:進化を重ねたデザインと使い勝手

    以前のSafariには、目立って優れた点はありませんでした。しかし、近年のSafariは着実に進化しています。
     
    現在、Safariではピクチャ・イン・ピクチャ、リーダーモード、ツールバーのカスタマイズ、URLプレビューなどの豊富な機能が追加され、直感的に使えるようになっています。
     
    Apple macOS Big Sur Safari
     
    なおmacOS VenturaiOS16のSafariでは、ユーザーがカスタマイズできる範囲がさらに拡大しています。
     

    理由6:macOS VenturaでSafariがさらに進化

    そしてmacOS Venturaでは、さらにSafariが進化しています。
     
    タブ機能が大きく進化、複数のタブをまとめて友達と共有できるようになりました。共有しているメンバーは誰でも自分のタブを追加でき、一緒に作業をしながらタブグループがアップデートされるのを瞬時にリアルタイムで確認できます。またタブグループごとに専用のスタートページが設定できるうえ、それぞれのグループ内でタブを固定して、タブグループをカスタマイズできます。
     
    またSafariの環境設定で、ほかのデバイスから利用できる機能拡張が確認できます。インストールした機能拡張は同期されるので、一度オンにすればほかのデバイスでもオンになります。
     
    翻訳機能も進化し、テキスト認識表示により、画像の中にあるテキストも翻訳できます。対応言語が増え、アラビア語、韓国語、トルコ語、タイ語、ベトナム語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語にも対応します。

     
     
    Source:iPhoneHacks, Apple
    Photo:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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