Linux、M1 Macを早ければ6月にも公式サポート

 
M1チップ（Appleシリコン）を搭載したMacに、Linuxが近く正式に対応する見通しです。

M1 MacでのLinux直接起動を目指すプロジェクト

LinuxのM1 Mac対応については以前から強い要望があり、昨年12月にはLinuxのM1 Mac上での直接起動を目指すキャンペーンが立ち上げられています。
 
このキャンペーンを主導するヘクター・マーティン氏が立ち上げたプロジェクト「Asahi Linux（Asahiはリンゴの品種名であるMcIntoshの和名「旭」に由来）の公式ツイッターアカウントは現地時間4月8日、Linux 5.13カーネルのプルリクエストがLinux SoCツリーにマージされた、とツイートしました。
 

Initial M1 support has been merged into the Linux SoC tree and will be coming to Linux 5.13! 🎉https://t.co/azZwZ2XoLE

— Asahi Linux (@AsahiLinux) April 9, 2021

早ければ6月にLinux 5.13カーネルで対応

これはつまり、6月にリリースされる見通しのLinux 5.13カーネルで、M1 Macを正式にサポートすることを意味します。
 
ただしあくまで部分的なサポートであり、完全に対応するわけではないようです。
 
とはいえM1 Mac上でのLinux直接起動を待ち望むユーザーたちにとっては、大きな一歩であるといえます。

 
 
Source:Asahi Linux/Twitter via Tom’s Hardware,9to5Mac
(lunatic)