A12ZはA12Xの名前を変えただけ、GPUコアはもともと8コア?

    A12 Die Shot

    A12 Die Shot
     
    新型iPad Proに搭載されたA12Zは、GPUコア数が7コアだったA12Xに、「1コア追加して8コアにしたもの」と報じられてきましたが、実際は、「無効になっていた1コアを有効にしたもの」のようです。

    A12XのGPUコア数は7コアか8コアか

    A12ZA12Xでは無効にされていた1コアを有効にして、もとからあった8コア全てを使えるようにしたものだと、Notebookcheckが報じています。

    A12XのGPUコア数を検証

    NotebookcheckはTechInsightsにA12ZとA12XのSoCダイの分析を依頼し、下記の報告を受け取りました。

    A12Xは8基のGPUコアを備えていることを確認しました。A12Zについても解析を行い、A12Xとの違いを確認する予定です。
     
    TechInsights シニア・テクノロジー・フェロー
    ユウゾウ・フクザキ

    特別な手法ではない

    Notebookcheckは「物理コアを無効にしておき、高いSKUにて有効化することは珍しいことではありません。NVIDIA Titan RTXでは4,608基のCUDAコアがすべて有効になっていますが、同じTU102 GPUコアであるRTX 2080 Tiでは、4,352基のCUDAコアしか有効にしていませんでした」と他の具体例を用いて説明しています。

    A14Xの開発に注力か

    Appleは、A12ZとA12Xを基本的に同じSoCにして開発リソースを削減し、5G iPad Proが搭載すると噂されるA14Xに注力しているのだろうと、Notebookcheckは報じています。
     
     
    Source:Notebookcheck
    Photo:TechInsights
    (FT729)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次