トップページ > 使い方 テクニック > 【取材】”音楽で飯を食ってる”ミュージシャンのiPhone活用法!

読了まで 720

【取材】”音楽で飯を食ってる”ミュージシャンのiPhone活用法!

Twitter

Twitter

Google+

g+

pocket

Pocket

本日はiPhoneやiPadを使って自作曲を作り音楽活動を行いたい人に向けに、現役ミュージシャン兼楽曲制作・提供、動画制作のフリーランスとして活躍する野村さんに、音楽制作に対するiPhoneやiPadの活用方法をインタビューしました。「インターネットとiPhoneが無かったら僕は27歳で音楽辞めて就職してましたね」と語る野村さん。具体的にiPhoneやiPadは音楽制作現場でどのように活用されているのでしょうか。
 
野村太一

Q ミュージシャンでご飯食べれるって結構すごいことですよね?

野村「自分の好きなことで飯を食っているというと聞こえはいいけども、飯食えるまでに11年バイトやってますんで。12年目もバイトは辛いですからね。しかも僕の場合は夢を諦めない!とかそんな熱血系じゃなくて、23歳で音楽始めて気づいたらだいぶ時間経ってて。あれ?何かおかしいな?と気づいたのが30歳過ぎだったんですよ。それでフリーで仕事をする道を選んだ感じですね。バンドやって30歳越えると合コンにも呼ばれなくなりますからね。ええ。」

Q 具体的にはどんな仕事でどのくらいの売上があるんですか?

野村「僕の場合は基本的にミュージシャンとしての収入、楽曲制作・提供や動画制作、デザイン制作の収入で食べてるんですね。例えばライブはお客さんが沢山来てくれる日はありがたいことに一日で数十万円の売上げになる場合もありますし、楽曲や動画制作も1案件で少なくともバイト時代の半月分の給料程度の報酬は頂いているかなと。ただ、世間的に有名でもない僕が何でフリーで食べれてるのかというと、基本的にミュージシャン活動をフロントとして企業さんから楽曲制作・動画制作などの依頼が舞い込むっていう流れなんです。ホント、ありがたいですよね。」
 
iPhone 作曲

Q スポンサーやレコード会社との関わりは無いんですか?

野村「皆無です、、。沢山のメジャーレーベルの方々とお話ししたり声かけてもらったんですが、みんな”いいね”で終わっちゃうんですよ。だけどいいねって言われても、ありがとう!しか言えないじゃないですか。つまりは大人が誰も相手にしてくれなかったから、じゃあ自分達でやるしかないかって。それからライブ、レコーディング、イベント、CD・MV制作、Webサイト、プロモーション、自分達を売り込む営業など全部自分達でやるようになって。最近ちょっとDIYにも程があるかなって思いますけどね。でもここまで来たらもうちょっとバンドと個人の仕事を頑張って会社にしたいな~とさらに夢膨らむ33歳ですよ」
 

Q iPhoneやiPadは音楽活動のどのような面で役立ってるんですか?

野村「僕は楽曲制作・提供の仕事をさせて頂いてますので、自分のバンド以外にも楽曲作るとなると年に数十曲くらいの曲を作る必要があるんですよ。そうするともう仕事として楽曲を作って納品という作業をシステム化しないと手に負えないんですよね。さらに仕事で様々なプロジェクトに絡むことがありますから、楽曲制作だけでなくタスク管理や連絡ツールとしてもiPhoneやiPadは非常に役に立ってるなと。日々スティーブさんには感謝しておりますよ。ちなみにPCはWindowsがメインですけどね。」

Q iPhoneはいつから使ってるんですか?

野村「僕がiPhoneを最初に買ったのはiPhone3GSの頃でした。まだスマートフォンという言葉よりiPhoneという言葉の方が馴染み深かった時ですね。買ったきっかけはアプリが色々あって”面白そう”だから。それで使ってみたらもうコミュニケーションが一変しましたね。複数のメールを一元管理出来て場所を選ばずレスが出来る。PCの前にいなくても仕事を進めることができるようになった。あと操作が簡単だからSNSをフル活用出来るようになってバンドのお客さんがすごい増えたのは実感しましたね。最後にやっぱり本体のデザインが何か良い。持っててテンション上がるっていうか。見た目が好きって機能に匹敵するくらい大事なことだと思うんですよね。」

Q 楽曲制作や音楽活動に役立つアプリはありますか?

iPhoneアプリ ミュージシャン
野村「iPhone買うとアプリ沢山あるからどうしても自分流にカスタムしたくなるじゃないですか。それで僕も色々アプリ使ってみて感じたのは、やっぱりAppleが開発したアプリが一番クオリティーが高いんじゃないかって思うんですよ。どのアプリも直感力がすごい。例えば僕が楽曲制作の仕事を請けるときにマストなアプリはボイスメモとGarageBand。曲を最速で仕上げるためにはこれが最強。ボイスメモは思いついたときにメロディーや歌詞をすぐに吹き込むし、スタジオリハの音も録れる。GarageBandは音楽理論が豊富に入っててる万能なアプリですよ。使えるコードやスケールなどもパッとすぐにわかる。あとはスマート機能で他楽器を適当に流せば自分が想像もしていなかったプレイを勝手に行ってくれてアレンジの幅が広がる。編曲のときも最高ですね。僕は基本ピアノ弾きなんですが、ピアノだけで作曲するとどうしても曲調が偏ってしまうんですね。多分ギターで作曲されている方も一緒の悩みを持ってると思います。だけど普段触れないような楽器をGarageBandで使えるから、その楽器目線からの新しいアイデアが生まれたりするんです。音楽作るのが仕事だからこういうアイデアを出すための刺激はかなりありがたいですね。あとはデフォルトのリマインダーアプリあるでしょ。あれは超便利。楽曲制作・動画制作・デザイン制作なんてやってると様々なプロジェクトを兼務してることが多いから、タスクを作って消して管理したり納期の前にリマインダー設定しておくと常に納期を意識しながら作業出来ます。納期遅れるとご飯食べられないんで、リマインダーは僕の生命線ですね。」

Q 他に助けられてるiPhoneの機能やアプリはありますか?

野村「あとはiPhoneのカメラは相当レベル高いと思いますよ。ミュージシャンのPVとか作る時も撮影でiPhoneのカメラ使います。クオリティーも全然問題なし。ちなみに今度発売するライブDVDのライブシーン以外の8割はiPhoneのカメラで撮影してます。ちょっと前じゃ高性能なカメラ使わないといけなかったけど、今では撮影はiPhoneのカメラで十分。手軽に撮れるからオフショットの時なんかは自然な様子を撮影出来て逆に良い絵が撮れるんですよ。あとはライブ会場の楽屋からUSTREAMアプリ使って生放送もやりますね。」

Q Appleが開発したアプリ意外にマストなアプリはありますか?

野村「あります。”チャットワーク”という国産のチャットアプリですね。これは本当に優れもので。これが無ければ僕はフリーで仕事出来てないし、バンドも全然動けてないと思います。フリーで仕事してると、メールや電話などのレスポンスの速度が命。時は金なりじゃないけど、本当にレスポンスの速度によってさばける仕事量って変わってくるんですよ。メールだとプロジェクト2,3個走らせたらもう何がなんだかわからなくなる。でもチャットワークを使えばプロジェクト毎のスレッドがあるからどれだけプロジェクトが増えてもしっかり管理できる。あとチャット履歴で進捗共有もできる上にやり取りのスピードが飛躍的に早くなります。とにかくグループやプロジェクトで複数人とのコミュニケーションが必要なときはチャットワークはかなりおすすめです。国産のアプリだから機械音痴な人でも直感的にすぐ使えると思います。たぶんメールより簡単ですね。まあ、そんな便利なアプリのおかげで休みなんてなくなるわけなんですけど、僕みたいに好きなことして食ってる人にはきっとそのくらいが幸せなんですよ。たまに現実逃避したくなりますけど」

Q キリンの氷結ストロングのCMもGarageBandで作ったんですか?

野村「そうですね。でも厳密に言えばGarageBandで叩き台を作ったっていう方が正しいです。あの楽曲は話が来た時点で納期が3日後というタイトすぎる話でした。絶対無理だ~!と心の中では思ってたんですけど、さすがに大きなお話なのでどうやって納品するかは別として笑顔で元気よく「ハイ!やります!」って口が勝手に答えちゃったんですよね。そこでもiPhoneとiPadは大活躍でしたよ。本当はスタジオに入って色んな楽器奏者とジャムって曲を作るのが理想なんですけど、納期3日だとメンバーすら全員集まれない。とりあえず僕が曲のアイデアをボイスメモに録音して、それをガレージバンドでリズムを簡単に入れてコードに落として。その元ネタをチャットワークでメンバーに共有。そしてそのネタを元にバンドのメンバーが徹夜でアレンジしてまたチャッットワークで共有。そして2日後にはレコーディング。なんとか納品出来ました。今考えても奇跡ですね。またいつでもやらせて頂きますけどね。」

 

Q ライブ会場で取り入れているモバイル決済はどうですか?

野村「ニュース見てたら最近モバイル決済が熱い!ってよくあるので、新しいもの好きの僕としてはお客さん便利かな~と思って、早速ライブ会場の物販に取り入れてみたんですよ。ライブハウスってチケット代もドリンク代も物販も基本的に全部現金決済なんですよね。それで「ZNAP」というQRコードを読み込んでクレジット決済が出来るアプリで物販を購入できるようにしてみたんですけど。うん。全然ダメでしたね。面白半分では皆見て行ってくれるんですけど、「え?何コレ?」みたいな反応でした。ZNAPのアプリを落としている人がたぶんまだ少ないんですよね。わざわざバンドの物販購入するために登録するのも面倒ですし。ただAppleがモバイル決済を提供する話も出てるじゃないですか。AppleIDで買えるくらい簡単だったら流行るのかなとは思いますけどね。」
「訂正とお詫び」2014年5月7日21:15

 

Q iPhoneやiPadを使ってこれから楽曲を作りたい方にアドバイスをお願いします!

野村「とりあえずGarageBandとチャットワークがあればライブ以外のことは大体できちゃいますよね。スマートフォンが出る前まで楽器ってある程度練習しなきゃ演奏が成り立たないから、その楽器の楽しさを理解するまでに時間がかかってましたよね。だけどiPhoneとかiPadのアプリを使えばタップするだけでまるでその楽器奏者のような音が出せてしまう。これはホントに革命的ですよ。GarageBandがあれば素人でも楽曲制作や編曲が簡単にできる。別に複雑なアプリとか専門知識はそんなに必要ないですから。作った曲は個人でネットに配信するのも良し、スタジオに入ってバンド演奏を楽しむのも良し。僕らだって仕事入ってくる経路はYOUTUBEが多いですから、ある意味同じようなスタンスですよね。iPhoneとiPadさえあれば音楽作るプロセスがある程度自動化して短縮できるから一般の人でも気軽に音楽を楽しむことが出来ると思います。あと複数人で音楽やるときはダレて企画倒れもよくあるから、チャットワークみたいなチャットアプリでグループの情報共有をスムーズにすればカッチリ進められると思います。」
 
live

Q iPhoneは音楽制作にどのような影響を及ぼしますか?

野村「ミュージシャンやクリエイターのような人気商売だと、自分の作品を世の中に出すサイクルが非常に重要になってきます。サイクルが長すぎると有名人以外はすぐに忘れられちゃいますし、そもそも仕事になりません。これは一般の音楽やってる方も同じすかね。働きながら音楽やって手間かかりすぎてるんじゃ、皆忙しいからすぐ辞めちゃいますよ。だから自分が納得するクオリティーの作品を生みだすまでのプロセスを簡素化することはとても大事。僕はその方法を探していった結果、今はiPhoneとiPadに相当助けられてるというわけなんですよ。あと、インターネットとかガジェット系を毛嫌いしているミュージシャンは多いけど、実はフル活用すると結構仕事にも繋がりますし。でも皆頑張ったら僕の仕事減っちゃうから、出来れば頑張る人は少ないほうが望ましいですね(笑)」
 

まとめ

ミュージシャンというと凝ったクリティブ系アプリを使いそうな印象ですが、野村さんの場合は至ってシンプル。デフォルトアプリやGarageBandといったメジャーアプリを軸に楽曲制作などの仕事に活用していました。今回のインタビューでは映画監督がiMovieを多様するのと同じく、プロのミュージシャンもまたGarageBandを多様するというApple開発アプリのクオリティーの高さに改めて気づかされました。iPhoneは本体のデザインや機能性に秀でたスマートフォンで、アプリの種類も豊富にありますが、実は今回のようなApple製の主軸アプリが縁の下の力持ちとなって顧客を常に魅了し続けているのかもしれませんね。
 
また、”音楽で飯を食う”というとメジャーデビューして~と華やかな印象がありますが、最近は野村さんのようにインターネットやデジタル端末を駆使してバンド活動楽曲制作依頼を受けて職業として成立させてしまうことも可能な時代になりました。また、会社員をやりながら副業で楽曲制作をやっていたり、週末で音楽活動をしている人も多く存在します。もしあなたがこれから趣味で音楽を始めたいと考えているなら、GarageBandとチャットワークで自分達の音楽コミュニティーを作って音楽ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?!
 
 
執 筆:chappy

いつもシェアありがとうございます
Twitter

Twitter

Google+

g+

pocket

Pocket

▼ 最新情報を受け取る

Twitterで最新情報をみる
Facebookで最新情報をみる
Twitterで最新情報をみる
Facebookで最新情報をみる