Twitter、誤情報にオレンジ色のラベルを付ける機能をテスト中

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    Twitterがフェイクニュース対策の一環として、誤った情報を発信しているツイートや誤解を招くツイートに対して、オレンジ色のラベルを付けて警告する機能をテスト中であることがわかりました。

    政治家や公人の投稿が対象

    米NBC Newsによると、Twitterは誤ったツイートや誤解を招くツイートに対してオレンジ色のラベルを付けて警告する機能のテストをデモ版で開始したようです。
     
    この機能はすべての人の投稿に対してではなく、政治家や公人の投稿を対象に実施されています。
     
    ツイートの正誤は、「Community Notes」に参加している有志やジャーナリストなどの複数人が判定をします。
     
    Community Notesは、Wikipediaのように誰でも参加でき、正確な報告を続けたメンバーにはポイントとバッジが付与される仕組みです。ポイントが高いユーザーほど判定の際の評価に重点が置かれ、反対に回答が他のメンバーと著しく異なる場合は資格剥奪の可能性もあります。
     
    公開されたデモ画像では、該当ツイートの下に濃いオレンジ色のラベルが貼られ、目立つ太字で「Harmfully Misleading(有害で誤解を招く)」と表示されています。
     
    Twitterのフェイクニュース対策
     
    たとえば、バーニー・サンダース上院議員の「米国では、40%の銃が購入者の身元確認なしに販売されている」という発言が誤解を招くツイートとして認識されており、ツイートの下には判定を下した人たちが正誤の根拠になるリンクと共に意見を掲載しています。

    正式に実装されるかは未定

    Twitterは、フェイクニュース対策としてこの機能をテスト中であると認めましたが、今後正式に実装するかは未定のようです。
     
    同社は今年実施されるアメリカ大統領選挙に向けてフェイクニュース対策を強化する姿勢を示しており、今月5日にはディープフェイクなどの偽画像・動画を削除していくことを発表しました。
     
     
    Source:NBC News via ITmedia NEWS,Gigazine
    (kotobaya)

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