19年第4四半期でAppleがシェアトップに立つ~iPhone11売上絶好調で

Apple iPhone11

Apple iPhone11
 
2019年第4四半期(10月~12月)における世界スマートフォン市場で、7,070万台のiPhoneを出荷したAppleがベンダー別シェアランキングでトップに立ったことが分かりました。

SamsungやHuaweiを上回る

調査企業Strategy Analyticsによると、Appleが2019年第4四半期に出荷した7,070万台は、昨年同期の6,590万台と比較して7%も多い数字です。飽和したと言われて久しいスマートフォン市場において、出荷台数が大きく増えた理由は、iPhone11シリーズの売れ行きが好調なことに尽きるでしょう。
 
「これはAppleにとって2015年以来となる、最高の成長パフォーマンスだ」と語るのは、Strategy Analyticsのニール・モーストン氏です。「Appleの世界スマートフォン市場シェアは、この1年で18%から19%へと拡大した。iPhone11の安価さやアジアや北米での堅調な需要が、Appleのシェアを回復させている」
 
公開されたグラフからは、年間のシェアこそSamsungやHuaweiに次ぐ3位にとどまっているものの、業績を占う上で重要なホリデーシーズン(年末商戦)である第4四半期では、Samsungの18.4%(6,880万台)を抑えてAppleが18.9%(7,070万台)でトップに立っていることが分かります。
 
2019Q4 apple iphone シェア
 
Samsung、Huawei、Apple以下は、Xiaomi、Oppoと続き、これら上位5社がスマートフォン市場全体で占めるシェアは2018年(65.6%)よりも2019年(68.9%)でさらに拡大しました。

史上2番目に高いiPhone売上高

iPhoneの売上が好調なのは、先日発表された決算からもうかがえます。
 
2月28日に発表された2020年度第1四半期(10月~12月:Apple独自の会計年度でカレンダー上の2019年第4四半期に相当)の決算報告では、iPhoneの四半期売上高が史上2番目に高い560億ドル(約6兆1,000億円)、前年同期比で8%増だったことが分かりました。
 
とりわけ2020年はiPhone12シリーズのみならず、年前半にiPhone SE 2のリリースが期待されているだけに、さらなる飛躍が見込めそうです。
 
 
Source:Strategy Analytics via AppleInsider
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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