au、データ容量無制限の「auデータMAXプランPro」を2月から2割値下げか

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    KDDI(au)が、データ容量無制限の料金プラン「auデータMAXプランPro」を2月から2割程度値下げすると報じられています。4月に本格参入する楽天に対抗する狙いがあると見られます。

    現在の5,980円〜が4,480円に

    auデータMAXプランPro」は、2019年10月から提供されている、データ通信容量が無制限のスマートフォン向け料金プランです。
     
    現在の月額料金(税別)は、2年契約などの各種割引適用前だと9,150円で、「auスマートバリュー」や家族割、「スマホ応援割Ⅱ」を適用すると5,980円から利用できます。
     
    2月の値下げにより、同プランの料金が2割程度引き下げられ、各種割引適用後は4,480円から利用可能になる、と産経新聞が報じています。

    楽天本格参入と5G普及を見据えた値下げか

    auによる大容量プランの値下げは、高速大容量通信が可能で、データ使用量の増加が見込まれる5Gの普及に備えた対応でしょう。
     
    4月に携帯電話事業に本格参入する楽天は、既存キャリアにない低料金プランを武器にすると予想されているからです。
     
    しかし自社の通信網整備が間に合わない楽天は、東京・大阪・名古屋以外の地域ではKDDIの通信網を借りてローミング利用するため、データ容量無制限プランの投入はできないと考えられます。
     
    KDDIの無制限プランの値下げは、楽天の参入前にユーザーを取り込む目的と見てよさそうです。

    ソフトバンク、ドコモも追随か?

    スマートフォン向けの大容量プランは、ソフトバンク、NTTドコモも提供しており、KDDIの動きに2社が追随する可能性があります。
     
    ソフトバンクは「ウルトラギガモンスター+」として、50GBの大容量に加えてYouTube、Amazonプライム・ビデオなどの動画サービスやTwitter、LINEなどのSNSサービスのデータ通信をカウントフリーにしています。
     
    NTTドコモは、2019年6月から提供している30GBの大容量プラン「ギガホ」で使えるデータ容量を、2020年1月から60GBに増量しています。
     
     
    Source:日本経済新聞, 産経新聞
    (hato)

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