iPhone11の売れ行き好調、組み立て請け負うPegatronも最高益

    iPhone11シリーズ

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    iPhoneの組み立て生産を請け負うPegatronが2019年、前年比2%増で過去最高の売上高を記録しました。背景にはiPhone11の好調な売れ行きがあります。

    好調なiPhone11が底上げ

    Pegatronは10日、2019年12月の収益について、前月比で9.5%減、前年同月比で21.8%増となり、2019年通年では1兆3,662億台湾ドル(約5兆160億円)になったことを明らかにしました。これによって6年連続で1兆台湾ドルを突破、2年続けての売上高新記録となりました。
     
    前年同月比の増加率を見れば、いかにiPhone11がPegatronの売上に大きく貢献したかが分かるというものでしょう。
     
    Pegatronの童子賢会長は、第4四半期(10月~12月)は繁忙期の終わりであり“冬眠期”にあたるものの、2019年については米中貿易摩擦が原因で、国内外の様々な工場が稼働、結果として好調に推移したと説明しました。
     
    また例年通りであれば、2020年第1四半期(1月~3月)は閑散期に突入しますが、今年Appleは下半期だけではなく上半期(2020年3月)にも新iPhone(iPhone SE 2、iPhone9とも)を発表するのではないか、とも噂されています。

    iPhone SE 2はどうなる?

    現時点でiPhone SE 2の組み立てを請け負う企業は不明ですが、iPhoneのラインナップの中でも廉価版を請け負ってきたPegatronが担当するとなれば、同社にはさらなる利益が舞い込みそうです。
     
    ちなみにiPhone SE 2は、すでに流出したCAD画像を元にしたとされるレンダリングが公開されており、iPhone8サイズのシングルカメラになるのではないか、と見込まれています。生体認証はTouch IDが搭載される見通しで、リリースされた場合、かなり安価なモデルとなるのは間違いなさそうです。
     
     
    Source:経済日報(1),(2)
    (kihachi)

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