iPhone11シリーズの売れ行き、Appleの予測を上回る好調ぶり

    iPhone11 Pro

    iPhone11 Pro
     
    iPhone11iPhone11 Pro/Pro Maxの売れ行きが好調です。Bloombergによると、昨年モデルよりも価格が値下がりしたのに加え、古いiPhoneユーザーのアップグレードサイクルが重なったことで、Appleの予測を上回る需要が発生しているそうです。

    価格引き下げと買い替えサイクルが合致

    発表前は据え置きになると予測されていたiPhone11シリーズでしたが、実際には廉価モデルでも84,800円(iPhone XR)から74,800円(iPhone11)へと大きく値下がりしました。
     
    下取りプログラムを活用すれば、ユーザーの多くは更に安価で新iPhoneを手にすることができます。今回は廉価モデルだけでなく、iPhone11 Pro/Pro Maxも先進国で好調な売れ行きを記録しているのも特徴です。
     
    また、2014年~2015年に記録的な売り上げとなったiPhone6/6sシリーズが、処理速度やバッテリー性能の低下、ソフトウェアやサービスの対象外(iPhone6sはiOS13に対応)になったことで、価格の手頃さとも相まって乗り換え需要が喚起されたのではないか、とBloombergは推測しています。iPhoneの買い替え平均年数が2019年に4年に達したとの観測も出ていますが、まさにiPhone6sは発売から4年目に当たります。

    「非常に強いスタートを切った」

    Appleは当初、iPhone11、iPhone11 Pro/Pro Maxの年内出荷台数を7,000万台~7,500万台と見込んでおり、部品を供給するサプライヤーにもその旨を通達していたそうですが、事情通によるとすでに上限となる7,500万台の水準は視界に入っているとのことです。
     
    先日もNikkei Asian Reviewが、iPhone11シリーズが想定以上に売れているとして、Appleがサプライヤーに10%もしくは800万台の増産を指示した、と報じています。
     
    こうした観測を裏付けるように、ティム・クック最高経営責任者(CEO)も独メディアに対して「非常に強いスタートを切った」と満足げに語っています。
     
     
    Source:Bloomberg
    (kihachi)
     
     

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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