Appleが開発中の紛失防止タグはUWB対応 位置情報の精度は10cm

    紛失防止タグ

    紛失防止タグ
     
    Appleは財布や鍵に取り付けて紛失を防止するタグの開発を進めています。紛失防止タグは直前に迫ったスペシャルイベントで発表されると予想されていますが、そのタグについて興味深い予測を有名なアナリストが発表しています。

    UWB対応で精度向上

    Apple製品の性能や新機能について正確な予測をするアナリスト、ミンチー・クオ氏が最近のレポートでAppleが開発中の紛失防止タグUWB(超広帯域通信)に対応するのではないかと指摘しています。UWBに対応することで、タグの位置情報は誤差10cm程度の精度で取得できるようになり、探し物の発見は簡単になると予想されます。
     
    紛失防止タグ
     
    この精度はBluetoothで距離を測ったときの誤差(数メートル)とは比べ物にならないほど高く、他社が販売している紛失防止タグとの差別化に役に立つはずです。またiOS13の「探す」アプリにはARを用いて紛失物を探す機能もあるとみられ、この機能を使う時にも紛失物の位置を高い精度で特定する必要があり、そこでUWBが重要な役割を果たすことになるのでしょう。

    次期iPhoneから対応

    現在販売されているiPhone、iPadなどはUWBに対応しておらず今週のスペシャルイベントで発表される新しいiPhoneがUWBに対応するとされます。ただし、現時点でUWBに対応したデバイスがなければ紛失防止タグが使えないのか、それとも従来のBluetoothやWi-Fiで位置情報を取得する方式を併用して旧機種でも使えるのかは不明です。
     
    iPhone11 9to5MacYouTube
     
    タグで音を鳴らして紛失物を探すなら誤差10cmという高い精度は必要ないので、従来方式での位置情報取得でも問題はないはずです。なので旧機種でも紛失防止タグは使えると考えられますが、高精度で位置を特定したい場合(ARで探し物をしたい場合)は最新のiPhoneが必要になると予想されます。
     
     
    Source:MacRumors
    (KAZ)

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