折りたたみiPhone、登場の布石か~Appleが新特許を取得

曲がる iPhone コンセプトLets go Digital

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以前よりAppleは「折りたたみ可能なiPhone」の開発について意欲的です。同社は28日、デバイスを折りたためる技術に関する特許を新たに取得しました。

以前から高い関心

米国特許商標庁(USPTO)の公開によって、Appleが折りたためるデバイスの特許を取得していたことが分かりました。特許は2018年8月に申請されたもので、ディスプレイ層と保護カバー層(ガラス、サファイヤ、ジルコニアなどのセラミック)を重ね合わせることで折り曲げを可能にします。
 
1箇所だけでなく、複数箇所折りたためる様子も特許画像から確認できます。
 

 
折りたたみ可能なiPhoneについては突然降って湧いた話ではなく、何年も前からAppleが根強い関心を持っていたことが取得された特許よりうかがえます。2019年2月にも有機EL(OLED)の特徴を活かして様々な折り曲げパターンを考案していることが判明しています。

折りたたみには課題も

折りたたみ可能なスマートフォンについては、すでにSamsungが先陣を切って「Galaxy Fold」として発表しています。
 
しかしGalaxy Foldは、レビュー用に配布された端末で耐久性に疑問を呈する声が多発発売時期が未定となりました(先日も大手家電量販店Best Buyがすべての予約をキャンセル)。Huaweiも折りたたためる「Mate X」を6月にリリースする可能性が高いですが、折りたたみの際に生じる「シワ」の問題については解決できていないのでは、との見方も出ています。
 
こうした問題をAppleがいかに解決し、2020年と目される「折りたたみiPhone」に漕ぎ着けるのか、今後の展開に要注目と言えるでしょう。
 
 
Source:Patently Apple,Phone Arena
Photo:LETSGODIGITAL
(kihachi)

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