国内通信キャリアがHuawei新製品の発売を延期

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    Googleが中国Huaweiとの取引禁止を発表したのを受け、日本国内の通信大手キャリア3社が、同社の最新スマートフォンの予約受付停止や発売延期を発表しました。

    国内3大手が相次いでHuaweiスマホの予約受付中止・発売延期

    ソフトバンク、KDDI、NTTドコモの大手3社は22日、Huaweiの最新機種「P30」シリーズの予約受付の停止や発売延期を明らかにしました。Googleが提供する最新Android OSや関連ソフトウェアが使えなくなることへの懸念、また米政府によるHuawei製品の事実上の輸出禁止規制(90日間の猶予あり)を受けたものです。
     
    大手3社以外でも、楽天モバイルが「P30 lite」の発売延期、格安スマホ大手「UQモバイル」を展開するUQコミュニケーションズもHuawei新製品の発売延期を発表しています。

    イギリスでは5Gネットワークから締め出し

    Huawei離れは日本以外の国々でも進んでいます。イギリスでは、BT傘下の通信キャリアEEが、同国内で5月30日から始まる次世代通信規格5Gサービスで、Huaweiスマホの不採用を決定しました。
     
    また英Vodafoneも、7月3日からスタートする5Gサービスにおいて、当初予定していたHuawei Mate 20 X 5Gの使用を見合わせると発表しています。

    台湾・韓国でも新規購入を中止

    台湾最大の通信キャリアChunghwa Telecom(中華電信)、第2位のTaiwan Mobile(台湾大哥大)は、在庫は継続して販売するものの、Huaweiスマホの新規購入は行わないとしています。
     
    韓国の通信キャリアKTも、Huaweiのスマートフォンおよびタブレットの販売中止を検討しているとのことです。

    ARMもHuaweiとの取引を停止か

    さらにソフトバンク傘下の半導体設計ARMが、Huaweiとの取引停止を社員に通知したと報じられており、これが事実とすれば、Huaweiスマホが搭載するKirinチップが製造できなくなる可能性があります。

     
     
    Source:日本経済新聞,Nikkei Asian Review,Android Police
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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