新大学生のiPhone利用率は76.0％、調査開始以来最高〜東京工科大学が調査

 
東京工科大学は、今年4月の新入学生を対象に実施したコミュニケーションツールに関する調査の結果を発表しました。iPhoneの使用率は76.0％で調査開始以来伸び続けています。女子学生の48.3％は、入学前に新入生どうしで連絡を取っています。

2014年から実施の新入生調査

東京工業大学によるコミュニケーションツール利用実態調査は、2014年から毎年実施されており、2019年度で6回目となります。
 
調査は、新入生ガイダンスで調査票を配布・回収する方式で行われ、1,795名全員（男女比64％：36％）から回答を回収しています。
 
回答者の属性は以下のとおりで、2016年以降の男女比はほぼ一定です。
 

 

iPhone利用率、一貫して上昇

現在主に利用している携帯電話は、iPhoneが76.0％、iPhone以外のスマートフォンが23.0％、フィーチャーフォン（ガラケー）が0.1％でした。
 
iPhoneの利用率は、調査を開始した2014年から上昇し続けています。
 

 
携帯電話のデータプランは5GB未満が31.0％、5GB〜10GB未満が22.4％、10GB〜20GB未満が22.5％、20GB以上が24.1％と、大容量のユーザーも目立ちます。
 

 
携帯電話のデータプランの使い切り状況は、「毎月余っている」が58.1％、「ちょうど使い切るくらい」が31.4％、「使い切って速度制限がかかる」が10.5％と、半数強はデータ通信容量を持て余しています。
 

 

女子の半数弱、入学前に新入生どうしで連絡

大学入学前に新入生同士でSNSなどを使って連絡を取り合った経験がある学生は39.3％で、前年の37.4％から微増となりました。
 

 
男女別では、男子34.2％に対して女子48.3％と、女子は半数弱が入学前に新入生同士でコンタクトしていることがわかります。
 

 

SNS、女子の8割弱はInstagramをよく利用

普段利用しているSNS（複数回答）は、LINEが99.0％と調査開始以来最高の利用率となり、トップを維持しています。
 
2位のTwitterの利用率は80.7％で、2016年以降の利用率はほぼ横ばいです。
 

 
2015年から利用率が伸び続けているのはInstagramで、利用率55.2％と半数を超えています。Instagramは男子43.0％に対して女子77.1％と、女子の利用率が高いのも特徴です。
 
Facebookの利用率は2014年から下がり続けており、2019年度は9.9％と1割を切っています。Facebookは、僅差ながら男子の利用率が女子を上回っています。
 
今回調査対象入りしたTikTokの利用率は11.3％でした。
 

 

普段の連絡方法、不動のトップはLINE、TwitterのDMは利用率低下

普段、友人や家族との連絡に使っているもの（複数回答）は、LINEが95.9％でトップを維持しています。
 
2位「Twitterのダイレクトメッセージ」は33.3％で前年から利用率が低下している一方、3位の「キャリアメール」24.8％、4位の「SMS・iMessage」22.6％は前年から利用率が上昇しています。
 

 

よく使う通話方法、女子は複数使い分ける？

普段、友人や家族との通話で利用しているもの（複数回答）の利用率トップ3は、「LINE通話」（男子86.8％、女子91.8％）、「キャリアの通話機能」（男子54.2％、女子65.8％）、「LINEビデオ通話」（男子16.0％、女子30.0％）でした。
 
いずれも女子の利用率が高く、女子は複数の通話方法をよく使っているとみられます。
 

 
 
Source:東京工科大学
Photo:Apple「Macの向こうから」/YouTube
(hato)