iPhone売上減でFoxconn従業員の給与と福利厚生が大幅カット

Foxconn
 
iPhoneの売上台数減少により、主要サプライヤーであるFoxconnの工場で働く従業員の給与と福利厚生が大幅にカットされていると、South China Morning Post(SCMP)が報じています。

月給が下がった

中国河南省鄭州市にあるFoxconn工場で働く1人の従業員によれば、例年であれば8月に生産がフル稼働体制に入ったあと4〜5カ月はその状態が継続するのが、昨年ははるかに短かったとのことです。そのため4,000元(約67,000円)の月給が、11月には3,000元(約50,000円)に下がってしまったと語っています。
 
20数名の工場労働者が昨年末に給与カットされたとSCMPに話しています。また彼らの証言によれば、福利厚生も大幅にカットされています。

シャトルバスが廃止、洗濯も有料に

通常従業員が住む社員寮と工場との間は、旧正月の期間を除けばシャトルバスが運行していますが、今年は2月初めに運行中止となって以来、再開されていません。そのため従業員たちは、片道最長40分かかる道のりを徒歩で往復しています。
 
また今年初め、それまで無料だった洗濯サービスが有料となり、2,000元〜3,000元(約33,400円〜50,000円)の月収から、1回7元(約117円)の洗濯料金を支払わざるを得なくなっています。
 
Foxconnは10月以降、江南省鄭州市のiPhone組立工場の季節労働者を、すでに約5万人解雇したとの報道もあります。しかし一方で、残業が少ないために辞めていく人が多いとの証言や、もともと高い工場の離職率が、昨年末以来さらに高くなっているとの証言もあります。

 
 
Source:South China Morning Post via 9to5Mac
(lunatic)

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