Samsungもスマホからイヤホンジャックを廃止

    W2019 Samsung

    W2019 Samsung
     
    SamsungもApple同様、スマートフォンから3.5ミリイヤホンジャックを廃止する方向へ動き始めました。韓国と中国限定で販売される新しいフリップ式スマホ「W2019」は、イヤホンジャックを搭載していません。

    イヤホンジャックがない初のスマートフォン

    Samsungが発表したばかりの高性能フリップ式スマートフォンW2019は、外側と内側にそれぞれ4.2インチのスーパーAMOLEDディスプレイ、Snapdragon 835チップ、6GBのRAM、128GBのストレージ(256GB版もあり)、背面に1,200万画素のデュアルカメラ、800万画素のフロントカメラを搭載しています。
     
    側面には指紋認証センサーと、Samsung開発の音声アシスタントBixby専用ボタンを装備。充電はUSB Type-C(USB-C)コネクターで行い、バッテリー容量は3,070mAh、Android 8.1 Oreoを搭載しています。
     
    そしてこのW2019からは、Samsungのスマートフォンとしては初めて、3.5ミリイヤホンジャックが廃止されました。

    iPhoneにイヤホンジャックがないことを皮肉る

    SamsungもAppleやGoogleに続き、スマートフォンからイヤホンジャックをなくすのではないかとの噂は度々浮上していましたが、実現していませんでした。Samsungの現行ハイエンドモデルであるGalaxy S9/S9 Plus、そしてGalaxy Note9は、どちらもイヤホンジャックを装備しています。

     
    むしろイヤホンジャックを取り除くことには否定的で、2016年にiPhone7からイヤホンジャックが廃止されるとの噂が流れた時には、Samsungは新製品発表会でわざわざそのことをネタにしました
     
    そして2017年秋には、iPhone XにイヤホンジャックがないことをディスするテレビCMを流しています。
     
    しかし中国・韓国限定モデルとはいえ、W2019におけるイヤホンジャック廃止は、来年発売される主要スマートフォンからのイヤホンジャック消失につながる可能性が高いと、SamMobileは指摘しています。

    ノッチについても茶化していた過去

    Samsungといえば、iPhoneやGoogle Pixel 3 XLの画面上部にあるノッチ(切り欠き)を茶化す広告を展開してきたにも関わらず、今後発表するディスプレイにノッチを設ける可能性を開発者向けイベントで示唆し、話題となりました。

     
     
    Source:SamMobile
    Photo:Samsung
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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