【iOS12】現時点で判明しているバグなど

    iOS12 WWDC

    iOS12 WWDC
     
    iOS12は、パフォーマンスと安定性の向上に重点を置いて開発されていますが、いくつかのバグの存在も確認されています。海外メディアが、現時点で確認されているiOS12のバグをまとめています。

    安定性とパフォーマンスを重視したiOS12

    現地時間9月17日に公開されたiOS12は、6月の世界開発者会議(WWDC 18)で安定性とパフォーマンスを重視した新OSとして発表され、約3カ月間をかけて開発者向けベータで修正を重ねてきましたが、それでも不具合は残っています。
     
    iPhoneHacksがまとめた、現時点で判明しているiOS12に関連したバグは以下のとおりです。
     
    日本国内では、KDDIがauのiPhone5sをiOS12にアップデートするとSMSの送受信とMMSの受信ができなくなる不具合があると発表し、iPhone5sユーザーにアップデートを見送るよう呼びかけています。
     

    「マップ」アプリ

    一部のユーザーで、渋滞情報が表示されない模様です。

     

    iPadでFaceTimeのカメラエフェクトが使えない

    FaceTimeのカメラエフェクトは、iPadにも対応しているはずですが、使うことができません。

     

    Wi-Fi通話が突然切れる

    米携帯大手T-Mobileのユーザーが、Wi-Fiからモバイルデータに切り替わる時にWi-Fi通話が切れると報告しています。

     

    一部のiPhoneでモバイルデータ通信に不具合

    複数のiPhone8ユーザーが、モバイルデータ通信が自動で切断されてしまい、手動で再接続しなくてはならない、と報告しています。同様の報告は、他の機種のiPhoneユーザーからもあるようです。
     

    サードパーティ製アプリのクラッシュ

    金融グループHSBC UKやHSBC WorldwideのアプリをiOS12で起動するとクラッシュする模様です。

     

    バッテリーの減りが早い

    iPhone Xを含む全モデルのiPhoneユーザーが、iOS12にアップデートしてからバッテリーの消耗が激しくなったと報告しています。
     
    同様の問題は、iOSのメジャーアップデートのたびに話題になります
     
    これは、iOS12にアップデート後、端末がバックグラウンドでデータの最適化作業を行なっているため、アップデート前よりもバッテリー消費量が多くなるのが理由と考えられます。

     

    「設定」アプリがフリーズする

    10.5インチiPad Proのユーザーが、「設定」アプリが不規則にフリーズする、と報告しています。

     

    Office 365の管理ツール

    Microsoft Office 365のモバイルデバイス管理ツールの認証がiOS12では正常に動作しません。

    すでにiOS12.1ベータが公開

    これらのうち、iOS12に原因がある問題は、今後のアップデートで修正されると見込まれます。また、各アプリ側でのiOS12対応も進むと考えられます。
     
    Appleは、iOS12公開の翌日である現地時間9月18日、iOS12.1のベータを開発者向けに公開しています。iOS12.1ベータでは、いったん公開が見送られたグループFaceTimeが復活しています。

     
     
    Source:iPhoneHacks
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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